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2021年09月06日05:20

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石田三成と島津義弘の関ヶ原


石田三成と言えば最後まで豊臣家につくした知将でしょう。作戦能力や情報収集にすぐれ、豊臣秀吉の天下統一事業をよく助けました。豊臣秀吉の死後、徳川家康と対立。関ヶ原の戦いでは、豊臣家を守るため、西軍をひきいたが敗れてしまいました。

石田三成は、近江の国(今の滋賀県)の土豪(地元の有力者)の子に生まれました。石田三成が寺の雑用係をしていたとき、豊臣秀吉に目をかけられて家臣となりました。その後三成は秀吉につきしたがい、重要な仕事を任されるようになりました。武力は強くありませんでしたが、情報収集や作戦を立てる力にすぐれ、大名との交渉も得意としました。

秀吉が大軍をすばやく動かし、戦いに勝てたのは、三成が兵の食料調達や移動をとどこおりなく行ったからともいえます。しかし秀吉の死後、武力にすぐれた武将たちには、三成から離れる者がふえました。戦場よりも裏方で活躍していた三成とはわかり合えないことが多かったのです。徳川家康は、そうした武将を自分の仲間に取りこみました。

秀吉に忠実だった三成は、豊臣家を無視して政権をにぎろうとする家康を許すことはできませんでした。三成は家康を相手に関ヶ原の戦いを起こしました。しかし三成は軍をひきいることになれていないこともあって、三成の西軍は敗れました。三成は家康の命令により、首をはねられました。

私の祖先は細川方について参戦していたので負けていればこの世には存在しなかったでしょう。結果は東軍の徳川家康の勝利に終わりましたが、西軍・石田三成方が勝利しても、安定した世の中にはならなかったであろう。石田三成は、豊臣家のために立ち上がった。

二代目の秀頼はまだ子供であり、官僚主義の石田三成を嫌っていた武将も多く、不安定要素はたくさんあった。現在の日本国の運命を変えたと言っても過言でないない1600年の関が原の戦いでは、各国の武将たちの様々なドラマがありました。

その戦、命のやり取りの中、決定的な勝敗に決着をつけてしまったシーンといえば、西軍に陣をはっていた小早川秀秋の裏切りでしょう。小早川秀秋は、西軍の石田三成、大谷吉継らを焦らせ、また一方では東軍の大将、徳川家康も焦らせました。松尾山に位置づけられた小早川秀秋は、天下の戦局を握るキャスティングボード的な存在でした。

小早川秀秋はたいした事はない人物ですが、この瞬間では、徳川家康、石田三成などの大物および、東西両軍の武将を手玉にとっていたのです。人間には、しばしばこのような運命的なシチュエーションが訪れて、その人を実力以上にさせる瞬間があります。

あらゆる時の中で、運命はいかにも奇妙な気まぐれから、行き当たりばったり、いかにも平凡な人間に身をまかせる事が往々にしてあるのです。そしてこれは世界歴史のもっとも驚くべき瞬間でありますが、重大な運命を左右する糸が、一瞬だけまったくつまらない人間の手に握られる事があるのです。

小早川秀秋がその機会をつかんでしまい、同時に自分自身をも高めてしまったのです。 偉大さが、つまらない者に身を委ねるのはほんの束の間だけであり、それを取り逃がすと、そんな機会には二度とめぐまれないでしょう。関ヶ原では、裏切りがあり、西軍の負けが色濃くなってきた時、島津軍の陣は一歩も動きませんでした。

島津が西軍についたのは豊臣家への忠義でした。石田三成の官僚的支配には我慢がならなかったのです。歴史にifという言葉はないのですが、島津義弘が西軍を率いていたら負けなかったでしょう。島津義弘は西軍全滅の後、ついに東軍がいっきに押し寄せる中、後退するのではなく、自分の陣に襲い掛かる東軍に向けて中央突破を試みたのです。

何とその勢いは東軍の大将・徳川家康の本陣をかすめたのです。徳川家康も本陣まで迫った時には死を覚悟したと言う。家臣は島津義久を守りながらシンガリを務めて、堺から船に乗り薩摩まで戻りました。城に辿り着いた時は、30人足らずでした。島津義久は時世の句で関ヶ原の合戦を思い出しています。

「春秋の花も紅葉もとどまらず 人もむなしき関路なりけり」これは、島津義弘の辞世の句です。春の桜や秋の紅葉が散ってしまうように人の一生もはかないものです。関路という言葉には関ヶ原からの道のりという意味が込められています。

自分ひとりを戦場から逃すために命を落としていった家臣たち。死の間際、義弘の心に去来したのは彼等忠義の家臣たちへの思いだったのかも知れません。その後、260年の時を超えて、島津家・薩摩の子孫は徳川家を滅ぼすのです。

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