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2021年08月14日15:00

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化粧をするのは時間と金の無駄

ワシは産婦人科医、今は開業しているが10年ちょっと前までは
ものすごく忙しい病院でバリバリ音がするほど働いていた。
働きすぎで燃え尽きで辞職、開業したわけだが。

そのころ、寝ていて救急患者きました電話で起こされたら
当然そのまま車に乗って職場へ行く。
化粧の暇はない。
一度帰宅できればいいが、帰れないなら
前の日のTシャツではよれよれなので、術衣の上に白衣、で過ごす。
当然化粧道具はもってないからしない。
手術が複数入っているとき、汗っかきのワシは滝のように汗をかく。
目の前の患者の手術創に汗をたらさないのは慣れであるが、
ひとつ手術終わったあとは顔をあらったようにびしょびしょ。
化粧してても無駄。

というわけで、化粧をしなくなって気づいた。
肌の調子がいい。
化粧は人工物を顔に塗るので、皮ふにいいものではない。
塗ったものは落とさなくてはならないが、この「落とす」行為がこれまた肌に悪い。
化粧落としの薬品そのものが皮ふに必要な成分まで溶かすし、
こすったりお湯で流したりしなくちゃならず、ますます皮ふはかさかさ。
どんなに高級なクリームも化粧水も、肌に合わなきゃかえってかゆくなる。
しかも、この化粧品も化粧落としもクリームも、
お金がかかる。毎日化粧して毎日落として金かけて、
で、肌ぼろぼろで、何かいいことあるの?

朝起きて顔を洗ったらそのまま出勤できる。
化粧する時間を、ゆっくり歯磨きや簡単な掃除や、ちょっとした読書に使える。
朝の5分は黄金かダイヤモンドか、そのくらい貴重だ。
化粧に使うのはもったいない。
帰宅して化粧を落とす時間も不要となる。
へろへろに疲れて帰宅してすぐに倒れこむように眠ってしまったあと、
朝に「まくらについたファンデーション」「化粧おとさず脂ぎった肌」に出会うのは
サイテーだ。

ただし、これは「職場に化粧していく」話である。
その職場が戦場のような産婦人科臨床の現場でなく、
高級ホテルでセレブな客のご案内をする、となったら、
それなりの上品な服装とあわせて化粧が必要だろう。
同じように、立ち場というか、相手によって
化粧しなくてはならない、化粧したほうがいい、職場はあると思う。

仕事以外なら?
それこそTPOってやつではないか?
クリスマスに、めったに予約できないレストランのディナー招待されたら、
それなりのドレスと靴とアクセサリーと化粧がなくちゃ!と思う女性は
けっこう多いのではないかしら。
ご招待してくれた相手が恋愛対象でないとしても、
そんなにお金かかる場に、Tシャツとジーパンの「わたしらしい姿」で行けば
うっかりすると店に入れない(入場拒否)かもしれない。
そういう店で食事をたのしむ自分、を鏡になっている壁にうつして
うっとりするのもいいと思う。
もちろん「常にわたしらしくいたい」という主張もありだが、
その場合はそういうレストランには行かないという前提だ。

つまり「女が化粧をどう思うか、自分がするかしないか」は
相手が決めることでなく、女自身が決めることだと思う。
自分のまわりにいる女性に化粧してほしい男性は自分でその人に言えばよい。
こういう記事に対して「女たるものこうすべき」とか書いても
鼻で笑われて終わり、である。

■化粧は女のだまし行為? すっぴん派の妻と険悪ムードになった男性の投稿で炎上
(しらべぇ - 08月14日 10:40)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=6628983
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