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2021年06月07日19:03

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散骨・・・

 今朝の下野新聞を読んでいたら、
 第2次大戦後、極東国際軍事裁判(東京裁判)で死刑判決を受けた
 東条英機元首相らA級戦犯7人の遺骨について、
 アメリカ軍将校が「太平洋の上空から私がまいた」と記した公文書が、
 6日までに見つかったとの記事がありました。
 アメリカ軍による具体的なA級戦犯の遺骨処理の方法が
 公文書で判明するのは初めての事で、
 日本大生産工学部の高澤弘明専任講師(法学)が
 アメリカ国立公文書館で入手したとの事です。
 これまで、遺骨は遺族に返還されず、太平洋や東京湾にまかれたとされて来ました。

 この文書を作成したのは、
 ルーサー・フライアーソン少佐で、横浜に司令部を置く第8軍で、
 補給部門の戦没者部門のチーフをしていた人物との事です。
 この文書に記された経過によると、
 1948年12月23日午前0時過ぎ、
 東京の巣鴨プリズンでA級戦犯7名の執行が行われ、
 午前2時10分遺体を乗せたトラックなど4台が巣鴨プリズンを出発
 午前3時40分に横浜市に駐留した
 アメリカ軍の第108墓地登録小隊(現・横浜緑ヶ丘高校)に到着
 午前7時25分に同小隊を出発
 午前7時55分に横浜市内の火葬場(現・久保山斎場)に到着
 午前8時5分に、炉に遺体を搬入完了、
 時間は不明ですが、アメリカ第8軍の滑走路から連絡機が離陸し、
 散骨を行ったとの事です。
 場所は、横浜の東の太平洋上空を約30マイル地点との事で、
 少佐は、私が遺骨を広範囲にまいたと記しているとの事です。

 連合国は、ヨーロッパのニュルンベルク裁判の判決後、
 自殺したゲーリングと死刑に処された10人の11人の遺体は、
 アメリカ軍のカメラマンによって撮影された後、
 木箱に入れられ、アメリカ軍の軍用トラックでミュンヘンへ運ばれ、
 そこで火葬され、遺灰はイーザル川の支流コンヴェンツ川に流されています。
 墓地に埋葬して聖地となる事を恐れた措置なのでしょう。

 中華人民共和国の指導者や中国共産党幹部は、
 遺体が保存処理された毛沢東は例外として、
 多くの人物が散骨されているとの事です。
 やはり、墓地が個人崇拝の対象となることを避けるためであるとの事です。

 散骨と言うと、高倉健が最後に主演した映画「あなたへ」を思い出します。
 妻を故郷の海に散骨する話でしたが、
 漁民の反対など、必ずしも単純な話ではありませんでしたが、
 無事に散骨が出来ました。
 海や山などに散骨を望む人が増えているようですが、
 実際の問題としては、色々難しそうな感じです。

 話が横道に逸れてしまいましたが、
 今回の公文書の発見によって、歴史の謎が1つ解決した事は良い事だと思います。


【今日の一句】
 探偵で 事件を防ぐ 人はまれ


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