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2021年03月26日16:01

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ミナリ(Minari)(미나리)

 1980年代のアメリカ南部を舞台に、韓国出身の移民一家が理不尽な運命に翻弄されながらもたくましく生きる姿を描いた家族映画。2020年・第36回サンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した。農業での成功を目指し、家族を連れてアーカンソー州の高原に移住して来た韓国系移民ジェイコブ。荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを目にした妻モニカは不安を抱くが、しっかり者の長女アンと心臓を患う好奇心旺盛な弟デビッドは、新天地に希望を見いだす。やがて毒舌で破天荒な祖母スンジャも加わり、デビッドと奇妙な絆で結ばれていく。しかし、農業が思うように上手くいかず追い詰められた一家に、思わぬ事態が降りかかり……。父ジェイコブを「バーニング 劇場版」のスティーブン・ユァン、母モニカを「海にかかる霧」のハン・イェリ、祖母スンジャを「ハウスメイド」のユン・ヨジョンが演じた。韓国系アメリカ人のリー・アイザック・チョンが監督・脚本を手がけた。第78回ゴールデングローブ賞では、アメリカ映画だが大半が韓国語のセリフであることから外国語映画賞にノミネートされ、受賞を果たす。第93回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞など計6部門にノミネート。(映画.comより)







<2021年3月21日鑑賞>

 日本でも、昔はブラジルに移住して成功を夢見たとか、ついこの前見た「ムヒカ」ウルグアイ大統領の話でも、隣に日本人コミュニティがあったとか、同じようなこともあったのでしょうが、アメリカンドリーム!!本当に魔法のことばですね。

 何もない荒地に家族だけで引っ越して、トレーラー住まいをしながら農業で成功することを夢見るなんて、意気地なしの私には信じられません。何かを作って成功するような地盤ならとっくに誰かがやってるだろうし、自分が一番に思いついたことなんてないだろうし、そもそもアメリカでアジア人なんて蔑まれて終わり、なんじゃないかとか、そこに希望を持つ根拠が私にはわからない。もちろん、そんなこと言ってたら何もできないんだろうけれど、この映画の主人公は「息子に父親が成功するところを見せたい」その一心だったみたいですね。韓国ではそういうところに根本の価値観があるのですね。

 で、マイノリティはいつも同じだと思うんだけど、韓国人もかたまって住むから、働いている工場でも韓国人の同僚が。でも、地域の教会に行こうとしたら「韓国人は皆、韓国の教会が嫌で逃げてきたのに、行かないわよ」と一言。なるほど。

 家族が常に一緒にいる、という価値観もしんどいですね。こんな八方ふさがりな環境、過酷過ぎる。まぁそういう人間は最初から行かないか(笑)。でも、おばあちゃんが韓国から移住してきてくれたのは大きかったですね。おばあちゃん、度胸あるぅ!他に知り合いもいないのに、孫の面倒を見ながら男物のパンツで花札を打つ。カッコいいじゃないですか。

 この先彼らは成功したのか、そうでもなかったのか、まだまだこれからがんばる感じで映画は終わるのですが、その心意気には尊敬の眼(まなこ)です。すごいなぁ。あ、そうそう。名バイプレイヤーのウィル・パットンがその地区の変人(?)の農民役で出てました(写真3枚目)。歳取りましたなぁ。「アルマゲドン」とかにも出てましたが、私は「この森で、天使はバスを降りた」が好きです。
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