mixiユーザー(id:1417947)

2020年09月03日17:03

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疑似科学・・・

 昨日は、午後来客がありました。
 来客となると、やはり室内をある程度片付けないと拙いかなぁと思い、
 午前中少しばかり片付けをしました。
 片付けと言っても、こっちの物をあっちに持って行く程度ですが。

 来客が帰った後、眠くなってしまい、若干昼寝をしました。
 起きて日記を書こうとしたのですが、
 2・3日前から読んでいて面白いと思った本があり、
 ついついこれを読んでしまったので、日記などはサボりました。

 その読んでいた本が、天文学者・地球物理学者で、
 世界平和7人委員会のメンバーでもあり、評論なども行う池内了さんが著した
 「疑似科学入門」と言う岩波新書の本でした。
 「はじめに」の所に書いてありましたが、
 「科学を仕事とする人間として、
  科学を装った非合理に対して黙って見ていられない」との気持ちから
 執筆したとの事です。
 言うなれば、義憤に駆られての著作なのかも知れません。
 非合理を安易に許容する事で、人間の考える力を失わせているのではないか、
 情報化時代になって、却って社会が一様化しているのではないか、
 との問題意識に立っています。

 疑似科学を、
 御神籤や占星術などの占いや超能力、心霊現象、疑似宗教などを第一種疑似科学とし、
 マイナスイオンなどの科学用語を駆使した売り文句や
 確率・統計などの恣意的な解釈により、消費者を惑わすような第二種疑似科学、
 地球温暖化や電磁波被害など複雑な要因による事象を、
 極論や一面の情報だけを提示するものを第三種疑似科学と分類して、
 それぞれの事例とこれに騙されてしまう人間心理について考察し、
 懐疑的に見る事の重要性を説いています。
 そのため、熱っぽく述べている感じもしましたが、
 括弧書きを多用して、読みやすいと思いました。

 本書が出版されたのは2008年です。
 2011年の東日本大震災などでも、自称専門家が色々な事を言いました。
 安倍政権では、統計の改竄なども行われ、
 国民世論をミスリードするような数字の使われ方がありました。
 そして、現在の新型コロナウイルスによる感染症対策においても、
 疑似科学のような風説も流れています。
 また、依然として健康食品やダイエット問題などがテレビから流されています。
 現代社会では、本書に述べられているような、
 疑う事と合理的な思考をする事が大切なのでしょうね。

 本書の最後に、有名なクレタ島の嘘つきのパラドックスが載っています。
 「評論家の言う事は信用すべきではないと、評論家の池内が言った」
 本書も妄信するなとの意味でしょうが、
 こうした事書く人は、信用しても良いのだろうなぁと感じました。


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