昨日の下野新聞に、栃木県内で発症した感染者の一覧が載っていました。
2月22日に陽性が判明した人に始まって、
4月26日に陽性が判明した人までの54名です。
そこに主な行動歴などの欄があり、大まかに感染に至った経過などがあります。
中には、○○例目の同僚や母などの記載もあり、感染した事情が何となく分かります。
もちろん、感染源が特定できない人もいます。
また、退院日の欄もあって、既に21名の方が退院されているようです。
この一覧表の元になる県の発表資料を見てみましたが、
「報道関係の皆様へ」との注意書きがあり、
「本情報提供は、感染症予防啓発のために行っているものです。
報道機関各位におかれましては、患者等の個人に係る情報について、
プライバシー保護等の観点から、
提供資料の範囲内での報道に格段の御配慮をお願いします。」とありました。
当然の事だと思います。
5月2日に山梨県が発表した、
陽性となった都内在住の20代女性の問題が、ネット上で騒動になっています。
この女性は4月26日に味覚や嗅覚異常の症状が出た後、
29日に山梨県内の実家に帰省しました。
その後、勤務先の同僚の感染が判明したため、
5月1日に山梨県内でPCR検査を受けました。
2日朝に陽性の結果を伝えられた後、バスに乗り都内に戻ったとの事です。
女性は当初、PCR検査の結果を待っている1日夜に
都内に戻ったと県に報告していた事が、
嘘をついたと捉えられて、マスコミが報じたきっかけになったのかも知れません。
テレビ各局が報道したからなのでしょうか、ネット上で大きな話題になっていて、
「同情の余地は一切ない」などとする書き込みがあふれ、
本当かどうか分かりませんが、本人の名前や父親の職業がネットに出ています。
確かに、この女性の行動は、いかがかとは思いますが、犯罪ではありません。
そこまでやるのか?との気持ちになります。
テレビ各局が報道して、それでネットでのバッシングが起こると言うのは、
異常な事態のような気がします。
この問題の最大のポイントは、彼女に陽性を告げた機関が、
どのような注意を与えたのかだと思うのですが、その点は分かりません。
テレビ局のコメンテーターが、罰則のある法律の制定に言及したそうですが、
それこそ、基本的人権の制限を容認する事になり、非常に危険だと思います。
栃木県では、4月26日に陽性と判定された、80代の女性が、
発熱や倦怠感があるのに、大田原市内のスポーツ施設を利用していました。
これも眉をひそめたくなるような案件です。
地元で大騒ぎになっているかどうかは分かりませんが、
テレビでは取り上げられなかったので、
山梨県の女性ほどの騒ぎにはなっていない感じで、良かったです。
幸いこれまでのところ濃厚接触者の中にも感染者が出ていないようです。
余談ながら、このスポーツ施設は、休業要請があったにも係わらず営業を続けていて、
しかもその施設を市役所の職員や家族が利用していた事が分かり、
市長さんが陳謝する事態になりました。
自宅で過ごす時間が長くなり、心理的な閉塞感が高まっていると思います。
それを、過失をした人を責めることで、
鬱憤晴らしをしないで欲しいと思います。
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