■大相撲春場所は無観客開催。異例の状況下で注目したい力士は?
(日刊SPA! - 03月07日 16:22)
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大相撲三月場所七日目、横綱白鵬は全勝同士となった前頭3枚目御嶽海を押し出しに退け7連勝、昨日徳勝龍に不覚を取った横綱鶴竜は前頭4枚目の小兵炎鵬を押し倒しで一蹴して5勝目、大関貴景勝は先場所の覇者である前頭2枚目徳勝龍を突き落としに仕留めて4勝3敗として白星先行とし、関脇朝乃山は合口の良くない小結遠藤を小手投げで下して1敗を守り、昨日まで全勝グループにいた前頭13枚目碧山が照強の下手投げに屈したため、賜杯レースは白鵬が唯一全勝となり単独トップに立ち、朝乃山、御嶽海、輝を寄り切りで制した前頭9枚目隆の勝、勢を叩き込みに退けた前頭11枚目千代大龍、碧山が一敗で追走する展開となりました。
さて、NHKのテレビ正面解説席に先場所限りで引退した元大関豪栄道の武隈親方、ラジオの解説席に武隈親方と同学年の第72代横綱稀勢の里の荒磯親方が座って見つめる今日注目の一番は、横綱白鵬と前頭3枚目御嶽海との全勝対決。立ち合い左張り差しの白鵬が相手の前褌を右で探りながら差し込み、左から回り込もうとする御嶽海の動きを封じて前に出て、御嶽海が呼び込んだような形になって白鵬の押し出しで勝負あり。時間にして6秒ちょうど、これぞ横綱相撲と思わせる一番でした。「この実力者とこんなに早く顔が合うのは意外」と、前頭3枚目に番付を下げた御嶽海について語っていた休場明けの白鵬ですが、内容の良さに加えて新型コロナウイルスの感染拡大の影響で史上初の無観客開催と言う"非常事態"のもとで開催されている今場所にあって"横綱の責任"を果たし、自身こそが力士の先頭に立って場所を引き締めていこうとする気概を感じますね。これまで、賭博スキャンダルでNHKの中継が行われなかった平成22年の七月場所、八百長スキャンダルで三月場所を開催キャンセルとした後に通常開催できずに「技量審査場所」なる変則的な形態で行われた平成23年五月場所など、横綱白鵬は優勝してその責任を果たして来ましたが、言わば"孤軍奮闘"の中でこうした折々の緊急事態の大相撲を支えたのが横綱白鵬であり、無観客の今場所の活躍はそのことを思い出させるものがありますね。このまま、突っ走って行くのでしょうか……。
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