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2020年03月08日22:03

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無観客だからか、淡々と進んだ感じの初日だった。

無観客春場所、安全を祈願
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6000724
大相撲三月場所が始まりました。コロナウイルス感染の影響で、史上初めての無観客開催となった三月場所ですが、その初日、東横綱白鵬は先場所不覚を取った小結遠藤を張り手二発からの叩き込みで潰し、西横綱で大関を兼ねた「横綱大関」の番付となった鶴竜は前頭筆頭大栄翔を激しい当たりから送り出しに退け、38年ぶりに一人大関となった貴景勝は前頭筆頭高安を押し出しで制して二横綱一大関の上位陣は揃って白星発進、「上位陣安泰」の土俵となりました。
さて、コロナウイルス感染対策の無観客場所ということで、力水は仕草だけ、力士の場所入りやプレスの取材など異例尽くしだったようで、協会の感染防止策として力士、行司など全協会員が電車やバスなどの利用ではなくタクシーか部屋が用意する自動車で場所入り、プレスも場所入りの際に消毒液で手を洗浄してからセンサー式検温器を額にあてられ検温。支度部屋に入ることは認められず、特設ブースでの取材、またNHKの中継ブースは土俵に少しでも音声が聞こえることのないようにアクリル板で仕切った特別仕様とするなど、これまでにない環境の土俵となったようです。
NHKBSの放送は午後一時から始まりましたが、十両、幕内の力士土俵入り、横綱の土俵入りや先場所の覇者徳勝龍の賜杯返還、結びの一番終了後の弓取り式に拍手や歓声が全くないのはやはりどこか異様な雰囲気は否めず、どことなく乾いた空気が支配している感じがテレビの画面から伝わって来ましたね。テレビ正面解説の第52代横綱の北の富士は歓声の上がらない幕内力士、横綱の土俵入りに言葉も出ず、ある種の"衝撃"を感じていた様子でした。
いつもの場所なら十両の取組中に行われる、協会の八角理事長(第61代横綱北勝海)による初日恒例の協会挨拶は、幕内力士の土俵入り、横綱の土俵入りに続いて賜杯返還の後、向正面の土俵下に審判部の親方衆を、東西の土俵下に全幕内力士を従わせる異例の形式で行われ、約5分にわたって次のような内容で行われましたが、この"国難の状況"だからこそという思いが伝わって来ましたね。

初日にあたり、慎んでご挨拶申し上げます。公益財団法人日本相撲協会は、社会全体でコロナウイルス感染症の拡大を防いでいる状況を勘案し、また何より大相撲を応援してくださる多くのファンの皆さまにご迷惑をかけることは決してできないと考え、大相撲三月場所を無観客で開催させて頂くこととなりました。
本場所を楽しみにお待ち頂いておりました多くのみなさまには、大変なご迷惑とご心配をおかけすることとなりましたが、何とぞご理解を賜りますよう、お願いを申し上げます。また、コロナウイルスに感染した皆さまには一刻も早いご回復をお祈り申し上げます。
このようなお客様のいない本場所となり、力士にとっても気持ちを整えるのが難しい、非常に厳しい土俵となりますが、それでも全力士は全国各地で応援してくださっている郷土の皆さまやファンの方々の歓声や声援を心より感じ、精いっぱいの土俵を努め、テレビでご観戦のみなさまのご期待にお応えするものと存じます。
古来から、力士の四股は邪悪なものを土の下に押し込む力があると言われてきました。また、横綱の土俵入りは五穀豊穣と世の中の平安を祈願するために行われてきました。力士の体は健康な体の象徴とも言われています。床山が髪を結い、呼出が柝(き)を打ち、行司が土俵を裁き、そして力士が四股を踏む。この一連の所作が人々に感動を与えると同時に大地を鎮め、邪悪なものを押さえ込むものだと信じられてきました。
こういった大相撲の持つ力が、日本はもちろん、世界中の方々に勇気や感動を与え、世の中に平安を呼び戻すことができるよう、協会員一同一丸となり15日間全力で努力する所存でございます。何とぞ、千秋楽まで温かいご声援を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつといたします。

その他。今場所12勝で大関昇進目安とされる三役で3場所通算33勝となる関脇朝乃山は前頭2枚目隠岐の海を右四つから上手を取っての寄り切りに仕留めて白星発進、先場所の覇者で今場所前頭2枚目に番付を上げた徳勝龍は19場所ぶりの関脇復帰となった正代の押し出しに屈して初日黒星。前頭4枚目の小兵炎鵬は初顔合わせの前頭御嶽海に左差しからの押し倒しに屈して黒星発進となりましたが、「いつもと違う雰囲気で闘争心、アドレナリンが出なかった。何のために戦うのか、今日は見つけられなかった」と、日頃声援の多いこの人ゆえの戸惑いと違和感の中の土俵だったようです。
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