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2020年02月05日06:42

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甘味料には悪い糖がある

オリゴ糖は腸内細菌の餌になるため、腸にとっていい糖にあたります。糖にはほかにも多くの種類があります。甘味料でみると、まず炭酸物から作られていか否かで、「糖質系甘味料」と「非糖質系甘味料」に分類されます。「糖質系甘味料」は砂糖やぶどう糖、麦芽糖、オリゴ糖、乳糖などです。その中に、糖アルコールという分類の糖があります。

これはアルコールではなく、アルコールに似た分子構造をしているためこう呼ばれます。糖アルコールにはガムなどでおなじみの「キシリトール」や「ソルビトール」などがあり、これらは天然素材から摂取もできます。ちなみにキシリトールは虫歯を抑える効果を持っているため、特定保健用食品に指定されています。

これら糖アルコールも腸内細菌の良い餌になります。胃や腸で消化されにくいので、分解されず元の形のまま腸に届き、善玉菌のえさになるのです。消化されにくい性質から分解されず元の形のまま腸に届き、善玉菌の餌になるのです。消化されにくい性質からエネルギーとして変換されることも少ないため、血糖値を上げることもほぼありません。

糖アルコールが最近かなりもてはやされているのは、血糖値を上げずに強い甘みを与えることができるからです。糖アルコールは普通の砂糖の数百倍の甘さがあるにもかかわらず、カロリーになりにくいため、「糖質ゼロ」系の酎ハイやドリンク、お菓子、また「糖質制限食」用の甘味料として敏感に使われるようになりました。

血糖値が上がらないということでインスリンの分泌を抑えることができ、糖尿病治療食として使われているのです。「キシリトール」はいちご、カリフラワー、ほうれん草、人参など、「ソルビトール」はリンゴやナシ、また「マンニトール」という糖質は昆布に豊富に含まれています。

これらを食べると、糖アルコールという餌を腸内細菌に与えることができるので、腸の働きを活発するのに有効です。では、もうひとつの「非糖質系甘味料」はどうでしょうか。こちらは糖質を素材としていない甘味料で、天然と人口に分かれます。自然由来のものとしては、植物から摂取される「ステビア」や「甘草」などがあります。

非糖質系の甘味料は、腸内細菌には影響を及ぼしません。つまり餌とはならないのです。ですから、腸を喜ばせる意味ではあまり意味がありませんが、抵糖質の食生活を送る上では活用してもいいと思います。ただし、化学的に合成された人工甘味料に要注意です。

「工場でつくられるもので体にいいものはない」という考え方にもとづけば、完全にアウトです。体にいい悪いではなく、少なくとも腸内細菌にいい影響を与えるものではないという点はからすれば、避けておいたほうがいいでしょう。人工甘味料は人工だけあって、不自然な甘さや後味が舌に残りがちです。

また、戦後すぐから利用されてきた「サッカリン」という人工甘味料は禁止された時期があります。現在のところ、人工甘味料の実験については、きちんとしたデータはありません。科学雑誌「ネイチャー」に掲載された「人工甘味料は危険」という趣旨の論文にも反論が出ています。

マウスの実験で、サッカリンの投与の量なので、エビデンスとして信頼できるかどうかは怪しく、ほかの人口甘味料についても特に明らかに悪いというデータはないはずです。ただ、繰り返しになりますが、悪くはないにしても、人工のもので腸にいいものがあるとは考えにくいので、あえて摂取する必要はないと思っています。

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