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2019年10月29日23:30

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行動力としても何にしても、「日本にこの人あり」と思わせた人だった。

■緒方貞子さん死去 元国連難民高等弁務官、92歳
(朝日新聞デジタル - 10月29日 11:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5843605
緒方貞子国際協力機構(JICA)元理事長・元国連難民高等弁務官、亡くなる、ですか。「日本人として、また女性として初の国連難民高等弁務官を務めた人」であり、人道支援の最前線に常に立ち続けた人と言うイメージがありますが、やはり1991年(平成3年)から2000年(平成12年)まで在任した国連難民高等弁務官(第8代)としての活躍が印象的ですね。米ソ冷戦が終焉を迎え、東欧諸国が民主化の波の時代に入り、東西ドイツが統一され、冷戦の一方の主役だったソビエト連邦が崩壊した時代に国連難民高等弁務官に就任したのですが、その一方でイラクなど中東やユーゴスラビアなどで民族紛争の激化も起き、就任前の1980年代には500万人と言われた難民の数は退任時には2200万人にまで増えたとされたとのことで、まさに難民問題が世界的に重大事項として拡がりを見せていた時代に、その職で存在感を示した人だと思います。
ジュネーブにある事務所を飛び出して、防弾チョッキにヘルメット姿で臆することなく紛争現場に入って行くと言う"現場主義"の人で、迅速な決断と行動力でイラクのクルド難民の流出やユーゴスラビアのボスニア紛争、アフリカのルワンダ難民などの諸問題などに取り組んだこの人を、欧米メディアは「小さな巨人」と呼んだそうですが、国連難民高等弁務官退任後に就任した国際協力機構理事長としてもそのパワーは衰えを見せず、その意味でも"日本の誇り"と言うべき一人であったことは間違いないと思います。
JICAでは、アフガニスタンやスーダンなど途上国の支援を続け、アフガニスタン復興支援政府代表を務めたこともあったようですが、途上国や難民の支援の先頭に立って来た、92年の生涯だったのではと思います。昨日も人々に親しまれた女優である八千草薫の訃報を聞いたばかりですが、日本を代表するような存在感が半端ない女性が相次いで鬼籍に入るとは、どこか寂しく思えるような一時代の終わりを感じます。

ご冥福をお祈りいたします。合掌。
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