今年は夏が、全然やって来ない期間が長かったと感じます。涼しくて過ごしやすいのですが、まるで秋のように肌寒さでした。さて、最近は登山を楽しむ方が増加していると言います。それに伴い登山遭難事故も増加しています。
警察庁発表では2018年の登山遭難は昭和36年の統計調査開始以来、過去最多人数3129人となっております。年代別では70歳代(22.3%)が最も多く、60歳代(22.1%)、50歳代(15.5%)と続いております。
警察庁の概況によると、山岳遭難の多くは、天候に関する不適切な判断や、不十分な装備で体力的に無理な計画を立てるなど、知識・経験・体力の不足等が原因で発生していると指摘されています。
少し前、富士山で登山者が疲れて動けないと救助要請を出したので、救助隊員6名が捜索しているのに、当事者はその間に自力で下山して、下山後もどこにも連絡をせず自宅まで帰るという理解しがたい事案まで発生しています。救助隊はこの登山者が自力下山していたことを知らなかった為、捜索活動続けていました。
では、どのようにしたら登山における危険リスクを限りなく減らす事が出来るのか、品質管理などの継続的改善手法としてよく使用される、PDCAサイクル(PLAN・計画→DO・実行→CHECK・評価→ACTION・改善)に照らし合わせてみましょう。
PLAN、レベルに合った山の選択、登山計画や入山届の作成、荷物や装備の準備。DO、登山活動。CHECK、登山時に遭った危険、懸念事項のあらい出し。ACTION、次回に向けた装備、携行品や行動計画の見直し。
毎回、同じ山に登る方でなければ、その目的地により変化はありますが、PDCAサイクルのように事前の計画・準備を万全に行い、登山後は具体的に自らの行動を省みることで、危険リスクの軽減に繋がると思います。
私は毎年、簡単に登れる筑波山や東京の整備された山に登りますが、その実体験として、もしものために服装や食べ物などは注意して登ることにしています。遭難された場合に、仕事とはいえども命を懸けて救助活動に向かわれる救助隊員の方の心情を察するばかりです。登山をする限り救助のお世話にならないようにしたいものです。
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