去る連休2日目は、君津市の壬申山などを歩いてきました。
その時の日記に書きましたが、この山は壬申の乱に敗れた大友皇子(弘文天皇)が御所を築いたという伝説が有ります。
そしてこの伝説では、皇子の御所が有ったとされる山がもう一つ有るのです。
それが市原市と君津市に跨がる御所塚山。
壬申山から下った後、万田野林道からの登り口だけ確認していましたが、ガイド本「房総の山歩き」には、小湊鉄道飯給(いたぶ)駅からのルートが案内されています。
この時期は渋滞がヒドイ事も有り、連休最後の日に、JR→小湊鉄道利用で御所塚山へ行ってきました。
さて
小湊鉄道と言えば、最近は「里山トロッコ列車」が人気です。
途中の里見駅で、すれ違いました。
因みに牽引機はSLのように見えますが、これはSL風ディーゼル機関車(*^^*)
その里見駅では、ホームで地元食材を使ったお弁当などを販売中。
すれ違い待ちの間に、私もオニギリとタケノコ汁、「里山トロッコ弁当」を購入しました。
間も無く飯給駅に到着。
「世界一広いトイレ」を横目に歩き出します。
県道から脇道に入り、細い林道へ。
小さな谷間を歩いて行きますが、全く人の気配が有りません。
両側の山が迫り、谷間が狭まった辺りで、休耕田を横切り、砂嘴から尾根の末端にとりつくという事ですが…
それらしき場所無いなぁ…
目の前に有る尾根が、登るべき尾根なのは確かですが、出来れば休耕田の湿地を歩きたくはないもの。
暫く行ったり来たりしましたが、枝尾根が林道まで張り出している場所からよじ登る事にしました。
かなりの急傾斜で、両手両足をフルに使い、稜線まで登って、漸く普通に歩けるようにε=( ̄。 ̄ )
登った先は、御所塚山の南西尾根です。
左へ暫く行くと、急登して北東尾根に合流、シイタケ栽培用のホダ木向こうに、幅の有る道が有る筈…
しかし、その北東尾根に合流する辺りは笹藪がヒドイ(>.<)
笹を掻き分け進んで行くと、溝状の道が確かに有りましたが、ここも藪化が進行中…
ここを進んで行くと、間も無く万田野林道に出る事が出来ました。
やれやれ…
万田野林道を左へ進み、先日確認していた登り口から尾根に取り付きます。
登って行くと、こちらも溝状の道が有りましたが、やはり藪へと成長中(>.<)
ひょっとしたら、右手の尾根が歩き易いのでは?とそちらに登ってみると、更に右には明らかに人工的な広い場所が有ります。
こんな場所に畑?と思いましたが、降りてみると砂取場のよう。
ゲートのようなモノも有りました(伏線)。
こちらからは歩けそうもないな…
諦めて溝状の道に戻ります。
少し先で左手に急登すると、御所塚山東峰。
ここも藪になりつつあり、東側、北側のすぐ崖下も砂取場でした。
この尾根を南西に向かい、鞍部を経て登って行くと、漸く御所塚山の山頂です。
一等三角点も有りますが、林の中なので、眺望は有りません。
ここからは見えませんが、西側も大規模な砂取場となっています。
う〜ん…
藪がヒドイとか砂取場は、せいぜいここ数十年の事でしょう。
しかし、里が直下に有る訳でもない山上に、御所を開いたりするだろうか?
その点、前回の壬申山なら、成る程と思える場所でしたが、こちらの御所塚山ではそんなイメージが湧いてきません。
さて
何はともあれ下山です。
「房総の山歩き」では、万田野林道から来た道を戻るのを薦めていますが、あの藪はもういいや…
万田野林道を北へ行き、県道から飯給駅へ戻る事に。
途中、万田野林道を歩いている際、左手に見えた砂取場入口…
なんとはなしにゲートから覗きこんでみると、先ほど東峰手前で下りてみた場所でした。
ここだったのか!
アップダウン有るとは言え、林道との高低差がこんなにも無かったとは(>.<)
やがて飯給駅に到着…次の五井行列車迄、まだ50分ほど有ります。
ところで「飯給」という地名ですが、弘文天皇が民から食料を献上された事に因む…という事になっています。
皇子に倣って、先ほど里見駅で購入した「里山トロッコ弁当」をここで食べる事にしていました。
私は献上された訳ではないですが(^^;)))
無人駅の誰もいないホーム…
その日溜まりでお弁当〜ヽ( ̄▽ ̄)ノシアワセ
何度か人が来ましたが、駅を見に来ただけらしくで、すぐにいなくなってしまいました。
間も無くやって来た五井行に、ここから乗ったのは私だけ。
往路もそうですが、乗客は座席に対して3〜4割…
しかし、地元の人と思える人は少なく、テツとハイカー、里山トロッコ列車の帰路らしき方で大半を占めているように思えます。
沿線はクルマ利用が根づいていますし、まして、このダイヤの薄さでは、「地元の足」となるのは厳しいでしょう。
「里山トロッコ列車」によるPRや、古い気動車キハ200も良いですが、もっと地元の人と協力して観光開発に尽力するべきでは?
近年、一般的な観光地とは思えない千葉県の山でも、指導標を設置するなどハイカーを呼び込む努力をしているのを感じます。
しかし御所塚山では、そうした整備は皆無でした。
真偽はさておき、壬申の乱に纏わる伝説を持つ山なのですから、「小湊鉄道を使って歴史ロマンの山へ行く〜」といったPRの価値は充分有ると思います。
と言っても、この辺りの山ではたった数時間の滞在ですから、ハイカーが増えたところで、大したお金は落ちないかもしれませんが…
トロッコ列車はまだピカピカですが、他の一般列車キハ200はかなり老朽化していますし、路盤整備の問題も有るのか、揺れも大きい。
マニアうけはしても、一般的には如何なものか。
なんだか勿体無い気がします。
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