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2019年03月14日02:31

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「霞はじめてたなびく」

東京アーツアンドスペース本郷において、3月24日まで開催されている、佐藤雅晴・西村有・吉開菜央による3人展「霞はじめてたなびく」を、観に行った。
東京アーツアンドスペース(TOKAS)は、元々は、東京都が若手アーティストの育成と支援のためにつくった団体で、その後、現在、リニューアル中の東京都現代美術館とも組織統合され、今日の形になった由。同本郷は、JRお茶の水駅から徒歩数分の距離にある、3階建ての古いビルを再生し、展覧会やワークショップ等を実施する会場として、活用されている。
今回の3人展は、TOKASの、過去の公募展応募者や、アート・レジデンス滞在者の中から選ばれた、若手アーティストの活動成果を発表する企画展の、その第1弾。季節の移ろいや、風景の移り変わりが、いわば、今回の共通テーマ。
癌で余命3カ月を宣告されているという佐藤は、福島で、自らロケした映像の一部をイラストやアニメーションに置き換えるという手法で、「福島尾行」という映像作品を、また、吉開は解体が決まった、京都の静坐社という古い建物を舞台に、その建物の記憶を映像化した「静座社」という作品を、それぞれ、発表。それに対し、西村は、それぞれが単独でありながら、連作にも見える油彩画によって、前述の共通テーマに、挑んでいる。
3人の作品を、1〜3階までの各階に、展示すると共に、「交流室」という、関連資料を展示し、観覧者が展覧会の感想を書くことが出来るスペースも、設けられている。
開館時間は11〜19時で、月曜が休館。入場無料。
TOKASは、横浜のBankARTなどと共通点が多いが、BankARTがあくまで、横浜市の資金援助を受けつつも、民間団体として活動しているのに対し、官営の組織であるという、大きな違いがある。いずれにせよ、今後の活動に、注目していきたい。

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