SATとは、特殊突撃部隊と称され、警察が極秘にする対テロ特殊部隊のことです。もともと警視庁の第六機動隊と大阪府警第二機動隊にそれぞれ40名ほど配属されていた部隊です。1995年の全日空機ハイジャック事件で、外部から航空機のドアを開けるという特殊技術を披露して突入しました。
ロッカチュウという暗号で呼ばれていた警視庁第六起動対に属する特殊部隊でした。この時、警視庁警備局長と北海道警察本部長との電話による直接協議でロッカチュウの派遣を決めたのですが、警視庁警備部だけは反対したのです。長年秘匿していた特殊部隊を公にさらすことを嫌がったからです。
それから1996年4月、対テロ舞台は新しく増強されることになりました。警視庁と大阪府警のそれぞれ中隊40名に加え、北海道警、愛知県警、神奈川県警、千葉県警、福岡県警にも新しく対テロ特殊部隊が創設されたのです。警視庁はこれら計190名ほどの舞台を初めて正式にSATと呼称しました。
SIHとは、特殊捜査班と称され、日本の刑事警察に特殊犯捜査係などの名称で設置されている捜査係を指します。特殊犯捜査係は都道府県警察本部の刑事部捜査第一課に設置されており、誘拐事件の捜査や人質立てこもり事件の捜査などを担当しています。警察では特殊犯と略されることが多く、報道機関では特殊班「SIT」と表現されることが多い。
SATが出動した事件。
三菱銀行人質事件(前身部隊が出動)1979年1月26日に大阪府大阪市住吉区万代二丁目の三菱銀行北畠支店に猟銃を持った男が押し入り、客と行員30人以上を人質に立てこもった事件。
全日空857便ハイジャック事件(前身部隊が出動)1995年6月21日に、函館空港で全日本空輸857便が元銀行員によって占拠された事件。
西鉄バスジャック事件。2000年5月3日に発生したバス乗っ取り事件。西鉄高速バス乗っ取り事件や佐賀バスジャック事件、犯行予告が行われた掲示板2ちゃんねるに残された犯行予告のハンドルネームからネオむぎ茶事件ともいわれています。
ルネサンス佐世保散弾銃乱射事件。2007年12月14日、長崎県佐世保市名切町のスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」で起きた銃乱射事件。スポーツクラブ会員の男がクラブ内で散弾銃を11発発砲し、男女計2人を殺害、6人に重軽傷を負わせた。この事件の後、犯人は自殺。この事件では銃規制の不備が指摘され、翌年銃刀法が改正された。
SITが出動した事件。
町田市立てこもり事。2007年4月20日、容疑者である暴力団組員の男(36歳)が、神奈川県相模原市内のコンビニエンスストア前の道路上で、同じ暴力団組織に所属する男性(37歳)を射殺した後、事件現場近辺にある東京都町田市の自宅に立てこもった事件。
愛知長久手町立てこもり発砲事件。2007年5月17日から5月18日にかけ、愛知県愛知郡長久手町で、男性が元妻を人質に取って民家に立てこもった事件。発生から解決まで約29時間に及び愛知県警察の警察官1人が殉職、男性の妻子と警察官1人が負傷した。
土浦連続殺傷事件。2008年3月19日と同月23日に、茨城県土浦市で発生した通り魔事件。刃物を持った男に通行人が相次いで刺され、2人が死亡、7人が重傷を負った(その内1名は、管轄である土浦警察署の29歳の巡査)。
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