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2019年03月05日10:28

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人体の不思議(繊毛)

人体は60兆個の細胞で出来ています。この細胞という極微の世界・・・・・何千分の1�澄�何万分の1�世箸いΕ潺�ロの世界も知れば知るほど、生命の働きの精緻さと、無駄のない構造の見事さと美しさに、思わず声を失います。

そして60兆個といわれる細胞の一つ一つが自らの意思と心を持っていて、見事な生命の構築をあやなしているのです。
そこには神秘な統一された知恵が働いているとしか言いようのない世界が展開しています。

繊毛とは

私が、人体は本当によくできているなあ、と感心させられることの一つに、繊毛細胞があります。気管の気道を覆っている無数の毛の生えた細胞です。

私たちが呼吸によって空気を取り入れると、空気は鼻からのど、気管を通って肺胞に達します。この際、空気と共にばい菌やチリも一緒に進入します。

このうち大きなチリは、鼻毛がフイルターの役目を果たして、気管に入るのを防ぎます。小さなチリやばい菌を捕らえるのは、気管(気道)に生えている繊毛の役目です。

フォト

この気管は粘膜細胞で覆われていますが、この粘膜細胞は図(図をクリックして拡大してご覧下さい)のように二つの細胞で出来ています。

★繊毛細胞・・・繊毛細胞は無数の長い毛が密生しています。(1個の細胞には200本の繊毛が生えています)この繊毛はちょうど稲穂が風によってなびくように波打つように動いています。

★粘液細胞・・・粘液細胞は粘液を分泌し、薄い膜のように繊毛を一面に覆っています。

繊毛は1秒間に12回、毎分720回もの速さで気管の奥から鼻に向かって、キャッチしたゴミや細菌を、のどのほうへ戻してくれます。

フォト

繊毛は上へ上へと波打っているので、ゴミや細菌を運動会の大玉送りのように、のどのほうへと送り返すことができ、最後に鼻から排出します。

無数に生えている繊毛の1本、1本の動きは、決して無秩序に動いているのではありません。どの繊毛も同じ周期で、隣のものより時間的にわずかに遅れて動くので、全体を見ると波が進んでいるように見えます。 (右側の図をクリックしてください)

また1本、1本の動き方も、図のように1,2,3、・・・8と規則的に動きますので、ちょうどボートのオールのこぎ方と似ています。(左側の図)

繊毛の構造

驚かされるのは、その繊毛の構造とその仕組みです。図は繊毛を輪切りにして、電子顕微鏡で観察したものですが、いわゆる「9+2」と呼ばれる構造が見られます。
繊毛の断面図の主な構造は、微小管といわれるものです。

フォト

真中には2本の微小管が配列しており、中心微小管といいます。
周辺部分には、2本の微小管(A小管とB小管)がセットとなり、9セット配列しています。

このように、真ん中の2本の微小管と9セットの微小管で構成されているので、「9+2」の構造と呼ばれるのです。なお9セットの微小管を周辺タブレットとも呼びます。

セットになった微小管の1つはA小管、もう一方の微小管をB小管といいます。
そしてA小管から腕のようなもの(ダイニングという)が出ていて、この腕を使ってA小管はB小管とすべり運動ができるようになっています。

フォト

この微小管の様々な動き方によって、繊毛の動きが微妙にコントロールされるのです。
この微小管の直径は20〜25ナノメートル。(ナノメートルは10億分の1メートルの大きさですから微小管の直径は100万分の2〜2.5ミリになります)

<間違いの訂正>
前頁の図3について上から6行目、本文に「周辺部分には、2本の微小管(A小管とB小管)がセットとなり、9セット配列しています」とありますが、図では間違って10セットになっています。図も9セットが正しいのです。以上。

繊毛一つ見てもお分かりのように、極微のミクロの世界でも、びっくりするような智恵と工夫によって精緻を極めた構造が作られているのです。

人体の仕組みと働きには、いかなる精密機械といえども、足元にも及びません。
人体を知れば知るほど神秘であり、その仕組や機能の背景にある壮大な智慧のスゴサに圧倒される思いなるにちがいありません。

田原総一郎氏は、その著「生命探検」で次のように言っています。
「大脳生理学者の東京大学医学部伊藤正男教授は『実はノーベル賞をもらったような世界の第一級の脳学者達が、脳研究を続けた末に、どんどん神様を信じるようになったのだ』
と口ごもりながら披露した」。

田原総一郎氏の言われるとおり、人体の存在は、神の前提しなくては考えられないと思います。


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