ハウス栽培、養殖、冷凍技術の発達によって、食べたいものが一年中、手にはいるようになりました。しかし、旬のものには、美味しさと栄養がたくさん詰まっています。明らかに時期はずれのハウスのものがあり、本当に美味しいものは、店先では判断出来なくなってきています。
露地ものの旬を見極めて食生活を送ること、確かな情報を得ることが重要となってきています。昨今、輸入ものの大豆が多くなってきています。輸入物は国産に比較し脂肪含有量が高く主に精製油用にされています。うなぎも養殖、輸入物が増加傾向にあります。日本への輸入はうなぎに傷が付かないように抗生物質を食べさせていると聞きます。
牡蠣は、江戸時代より広島で既に養殖が行われていたという記録があります。市場に出回っているものの殆どは養殖物と考えられます。牡蠣のグリコーゲンを多く含むのは、旬の、11月〜3月までで産地によって水質、餌となるものが異なってくるので多少成分には違いがでてきます。
これまで原因不明とされていた冬場の食中毒の多くは、小型球状ウイルスが牡蠣などの二枚貝(あさり、ほたて、はまぐり)の中腸腺に蓄積され多く見つかっていますので、生食用の賞味期限が過ぎたものの生食は避け充分な加熱をすることによって死滅させましょう。
輸入された冷凍ほうれん草から基準値以上の農薬が検出され問題となっています。虫がつかないようにするには農薬の散布が必要ですが、農薬を使わない有機農法は、野菜をシートで覆ったハウス栽培が多いのではと懸念しています。
直接日光は浴びないので、ビタミンCが少ないです。時期はずれの夏季に収穫されたものは半減以下であるという事です。旬の野菜はおいしさも栄養も詰まっています。旬は見逃さず時期には時期のものを食べたいです。
春の食材は、さわら、とびうお、さより、にしん、あじ、ほたるいか、あさり、はまぐり、さざえ、ひじき、わかめ、からし菜、うど、きゃべつ、かぶ、サヤエンドウ、そら豆、ふき、わらび、山菜類、玉葱、たけのこ、にら、いちご、伊予柑。
夏の食材は、きす、あゆ、うぐい、すずき、カツオ、うなぎ、するめいか、あなご、しじみ、もずく、かぼちゃ、しその葉、ピーマン、トマト、きゅうり、とうもろこし、なす、枝豆、オクラ、梅、さくらんぼ、メロン、すいか、桃。
秋の食材は、さば、かます、鮭、さんま、はぜ、きんめだい、かれい、里芋、さつま芋、大和芋、落花生、ごぼう、人参、かぶ、生姜、食用菊、ブロッコリー、しいたけ、まつたけ、きのこ類、いちじく、ぶどう、りんご、柿、梨。
冬の食材は、いわし、わかさぎ、はたはた、ふぐ、あんこう、たら、青柳、赤貝、牡蠣、ふのり、まつも、小松菜、春菊、ほうれん草、白菜・大根、長葱、京菜、カリフラワー、みかん、金柑、柑橘類。
旬の時に食べないと、本物の味・本当の美味しさを忘れてしまいます。最近の食品が水っぽいと感じられていたことも以前の食品との成分比較をしても確かめられました。しかし、大気汚染が進んでいると言われている今日、自分達の体内はもとより、動植物も汚染を受け大気から汚染を吸収しています。
空気の澄んだ大地で成長したもの、最近はその為の衛生環境整備の必要性に迫られています。これからは本物の旬の食材が見なおされてくる時が来ると祈っています。その為には、衛生的環境で育てられなくてはなりません。いまでは、冷凍、ハウス栽培によって年中季節感を感じることなく食生活を送ることができます。でもやはり心の奥底には、旬のものを求める気持ちがあると思うのです。
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