命の重さとは、優先順位の序列のことでしょうか。自然界に存在する生命にとっては、自身の命が一番大切ではないでしょうか。だが、社会の中では生き物の命は平等ではなく、その重さには優先順位があり、人間同士でも重さに差があるのです。
例えば、大統領のような最重要人物の命と、大統領を守るボディガードの命には明確な優先順位があります。もちろん動物や植物の命も社会の構成要因のひとつですから、優先順位の序列はおおまかにつけられていることでしょう。
世界ではどうなのかわかりませんが、日本では、原則として動物の命は人の命よりも軽いです。一時、江戸時代などでは例外的に人の命よりも犬のほうが重い場合もありましたが、
それを決めていたのも命の重いとさける権力者でした。
日本人の命と世界の貧しい国に住む無辜の命、どちらが重いのだろうか。貧しい国に住む人の命より、日本人の命の方が、重いのであろうか。罪なき人々を虐殺しても先進国は許されるのだろうか。
劣化ウランの放射能で苦しむ人。頭を砕かれ脳がつぶされる人。腹を破られ内臓が破裂する人。大量破壊兵器を持つ手によってその一生を終える何十万人もの人々がいる。無残な姿で地にたたき付けられ、そっと息絶える人が数限りなくいる。
一人一人の死者は皆、我々と同じ人間です。侵略者は何十万人もの人々の命を奪った。貧しい国への武力攻撃を行った。人々の偏見や相互の理解不足が暴力という形になって表れ、無実の人をも巻き込んでしまっている。今こそ戦争反対の声を上げる時ではないだろうか。
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