■玉鷲、千秋楽の第2子誕生で奮起 「今度は自分の番だ」
(朝日新聞デジタル - 01月28日 11:50)
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昨日、大相撲一月場所で玉鷲が遠藤を突き落としで退けでの初優勝を飾りましたが、旭天鵬(現:友綱親方、平成24年五月場所)の37歳8カ月に次ぐ歴代2番目の34歳2カ月という年長記録、初土俵からの所要90場所目の史上4番目のスロー賜杯など記録づくめだったこと、優勝が決まった千秋楽の朝に第2子が誕生したこと、玉鷲自身の「人となり」など、話題豊富な優勝となりましたが、価値かあると思ったのは、玉鷲が「初土俵から1日も休場せずに1151日連続して土俵に上がり続けた」力士であることではないかと思います。近年の大相撲では力士の体重の増加のためか、取組中や巡業、稽古などでの負傷が後を絶たず、休場に追い込まれる土俵が相次いでいて、今場所の千代の国のように賜杯レースを星一つの差で追っていたような力士とて例外ではなく、残念な離脱で賜杯レースへの盛り上がりに水を差す事態も多く起こりました。
そうした中、千秋楽の翌日恒例の横綱審議委員会定例会合が両国国技館で行われ、途中休場の鶴竜、白鵬両横綱について、北村正任委員長は議論の一部について「前日まできちっと相撲を取り、大怪我したように外からは見えない。『変じゃないか』という声はあった」とコメント、その上でとの意見も出たとしており、「残念な事態」だが「力が落ちた」ともしていますね。確かに、今場所の両横綱は怪我の影響もあったかも知れませんが、特に十一日目の御嶽海戦で敗れてからの白鵬については急速に気力も衰えた印象があり、休場を発表した際に四日目の北勝富士戦や五日目の錦木戦を理由に挙げたのも、「理由とすべき何かしらの事項」を考えた上で医師に診断書を書いて貰った可能性があるのではと思えたほどでした。
ただ、委員の一部から出たという「個々の力士の医師ではなく、協会が決めた医師の判断、何日休場が必要といった客観的なものがあった方がいい」という意見も、公平を求める観点から見ると一理あるかも知れませんが、個々の力士の体調を知るのは主治医であり、協会指定の医師がニュートラルに見ることができるとは限らないのが現実だと思います。
また、引退した稀勢の里(荒磯親方)について、北村委員長は「怪我してもファンのため、あれだけ頑張った。立派な横綱だった」と労いの言葉を贈ったとありますが、昇進への基準と言われる直近二場所連優勝を遵守せずに第72代横綱に昇進させたものの怪我での長期休場などでの不成績に対して「激励決議」をし、在位通算36勝36敗97休の成績に終わったことに対して「立派な横綱」と「賛辞を惜しまなかった」など、どこか白々しさを感じる姿勢だと思いましたが……。
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