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2019年01月27日20:54

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苦節15年、見事な玉鷲の初優勝だった。

■関脇玉鷲が初優勝 34歳2カ月、史上2番目の高齢記録
(朝日新聞デジタル - 01月27日 17:27)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5473570
大相撲一月場所千秋楽、二敗で一歩前を歩んでいた関脇玉鷲が前頭9枚目遠藤を突き落としに退けて13勝2敗とし、結びの一番で大関豪栄道と対戦する関脇貴景勝の取組結果を待つことなく初優勝を決めました。立ち合い、玉鷲が頭で当たって突き放し、遠藤に押し返されるも往なしから突き落として僅か2秒5で勝負あり。34歳2カ月での優勝は旭天鵬(現:友綱親方、平成24年五月場所)の37歳8カ月に次ぐ歴代2番目の年長記録で、初土俵からの場所数としては平成16年一月場所の初土俵から所要90場所目で史上4番目の遅さ、片男波部屋からの優勝力士は昭和46年七月場所の第51代横綱玉の海(同年九月場所後に病歿)以来48年ぶりと、記録づくめの初賜杯ゲットとなりました。両親も会場で見守る中、勝ち残りの玉鷲は土俵下に腰を構えると目頭を熱くし、表彰式での優勝インタビューでは開口一番、「良かったす」と感慨深げに語り、土俵下の勝負審判として師匠の片男波親方(元関脇玉春日)が土俵下で見ていた中での一番だったことには「気合いが入りました」と答えていました。さらに、インタビュアーの大坂敏久アナウンサーがこの日に第2子の男児が誕生したことを取り上げると「最高です」と涙ぐんでいましたね。
今場所も、小結御嶽海(再出場)、千代の国や琴勇輝、十両の隆の勝、常幸龍や幕下の宇良のように負傷で休場を余儀無くされる力士が相次ぐ中、初土俵から1151日、一日も休場することなく土俵に上がり続けるという貴重なタフネスぶりを示す玉鷲ですが、平成20年九月場所の新入幕から暫くは定着せず十両との往復を5回繰り返し、新三役となる新小結は初土俵から所要66場所の平成27年三月場所、三賞獲得は所要77場所の平成28年十一月場所(技能賞)と「遅咲きの花」の土俵人生の人ですが、優勝インタビュアーでの今後のことについての質問では「先のことを考えず、見て良かったなと思う相撲を取りたい」と答え、生真面目で誠実なこの人らしい慎重な内容のインタビューでした。
さて、今場所の三賞ですが、殊勲賞には三横綱撃破の小結御嶽海が途中休場を挟む(含む)という三賞史上初の事例ながら受賞、また、「どちらか優勝した方」という条件付きで関脇玉鷲あるいは関脇貴景勝(玉鷲が優勝したので玉鷲が殊勲賞獲得)も殊勲賞。敢闘賞に玉鷲、技能賞に貴景勝と決定しましたが、同時に阿武松審判部長(元関脇益荒雄)から貴景勝の大関昇進については「最後まで見たい」とのコメントが出されました。
その貴景勝ですが、大関豪栄道に不用意に引いてしまい押し出しで一蹴されて11勝4敗に終わり、直近3場所合計で33勝12敗と大関昇進の目安となる33勝としましたが、一方的に敗れた今日の取組内容で阿武松審判部長は場所後の臨時理事会の招集を見送ることを直ちに明らかに。優勝の先場所を含むとは言え始点となった昨年の九月場所が9番に終わったことが大きく、来場所を「大関トライアルの場所」とすることになるようです。始点の昨年十一月場所から13勝+11勝で24勝プラス次なる三月場所となりますが、数字上では10番で可能性が出て来るとは言え、やはり少なくとも12番は挙げておきたいところだと思います。
その他。今場所唯一優勝決定戦となった序二段では西17枚目の鳩岡(木瀬部屋、24歳、平成28年三月場所初土俵)が八角部屋の北勝旺を寄り切り、先場所の序ノ口優勝に続く各段優勝を決めました。
また、大関高安は前頭8枚目の魁聖を寄り切りに仕留めて9勝6敗とし、初日から4連敗のスタートだった豪栄道ともども9番に乗せて場所を終えました。高安はインフルエンザに罹患、豪栄道は先場所途中休場の影響を残し、更には場所前の稽古で栃ノ心が右太股の肉離れを起こした中、三大関は調子が上がらず賜杯レースに関わることが成らず、栃ノ心に至っては一番も勝てないまま途中休場となり、次なる大阪の三月場所は三大関揃って角番に追い込まれる事態も十分考えられましたが、高安、豪栄道とも終盤に追い上げて何とか負け越しを免れて終えた今場所の15日間だったと思います。
稀勢の里という、ある意味「重し」のような神経質になってしまう存在が土俵を去り、貴景勝が次代の主役の先頭を走る「新旧交代」の時代に入ったように見えるこの一月場所でしたが、次なる三月場所がどのような場所になるのか、「新旧交代」がどう具体的な動きになって現れるのか、注目したいと思います。
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