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2019年01月19日10:12

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「サントス港」「どこにも属さない私」他

最近、読んだ本の、ごく簡単な感想を・・。
佐藤モニカ「サントス港」(新星出版、1000円+税)
辺野古のある沖縄・名護市在住の歌人にして詩人、小説家。本書は初の詩集で、山之内獏賞を受賞した。佐藤モニカは本名で、ブラジルへ渡り、コーヒー園を経営していた、祖父を持つ。彼女はルーツとしてのブラジルと、日々の暮らしを営む沖縄を、心の中で行き来しつつ、子育ての日々を、歌と詩にする。「朝日新聞」で紹介されたので、読んだ。私が詩集を読むのは、ホント、ウン十年ぶりのこと。
桑野淳一「バクコク謎解き華人廟めぐり」(彩流社、2000円+税)
タイのタマサート大学客員教授を、今年で定年退職される著者の、最後???のタイ歴史紀行。今回はバンコク周辺の華人廟をめぐりつつ、アユタヤ朝からトンブリ朝、そして、現王朝の創成期の中で、華人たちの果たした、重要な役割を活写する。「タイ 謎解き町めぐり」「仏都バンコクを歩く」「タイの古寺を歩く」「ミャンマーからラオスへ 古タイ族と出会う山岳回廊」などと共に、是非、読んでいただきたい本。
イケムラレイコ「どこにも属さない私」(平凡社、2200円+税)
私と同世代であるイケムラレイコさんは、何のコネもなく、単身渡航されたスペインで、初めて美術を学び、スイスとドイツで、国際的に評価される美術家になった。ドイツでは、長年、芸術大学の教授も勤めた。現在、国立新美術館で大規模個展を開催中の彼女が、初めて記した、いわば自伝的エッセーである。生涯、どこにも属さない私・・を貫く、彼女の生き方の凄みが伝わってくる、しかし、淡々とした文章。
「別冊映画秘宝 サスペリアMAGAZINE」(洋泉社、1300円+税)
リメイク版「サスペリア」の公開に合わせて、そのリメイク版と、ダリオ・アルジェントによるオリジナル版を比較しつつ、徹底解説したムックである。本当に、比較的短期間でつくったとは思えない充実ぶりで、映画を観る前、観た後に、是非是非、ご一読を・・と、おすすめします。



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