人生100年時代が到来しました。その一方で人口減少が進み、男女共働き、定年70歳は当たり前の社会になってきました。こうした社会の変化に合わせて政府は働き方改革を推し進めようとしています。
だが、安倍首相が進めている働き方改革に批判があがっています。終身雇用を崩壊させる、長時間労働を助長する、雇用を不安定にするとか様々です。終身雇用が崩壊するリスクについて考えてみると、学卒から定年まで一つの会社で勤め上げる終身雇用制度は、バブル崩壊の頃より始まりました。
1980年代は、日本が躍進続けていた時代、日本型の経営は、世界中から称賛されていました。まるで終身雇用が日本の繁栄を永遠に続けているようでした。日本型の経営は、江戸時代の幕藩制度から始まり、終戦後の復興時に完成しています。
中世の労働は職人が請け負うものでした。職人とは、今で言えば、専門職・技能職・研究職と呼ばれているものです。終身雇用と同時に年功序列は、管理職となり、役員となり、出世と安定に執着し、職人を鍛えることを怠っていったのです。
本来、終身雇用を前提とする年功序列は進歩や技術革新が緩やかな時代に効果を発揮していました。鎖国であった徳川幕府260年に日本人の深層心理に深く刻み込まれたような気がします。これから我々日本人は、100年時代に突入します。
長時間労働を助長する批判は、専門性が高ければ、労働者自身の自己選択の問題であり、憲法で職業選択の自由が保障されている以上、的外れではないでしょうか。また、専門性が高ければ高いほど、雇用は安定すると思うのです。
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