■稀勢の里が連敗 大相撲九州場所
(朝日新聞デジタル - 11月12日 19:06)
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大相撲十一月場所二日目、初日小結貴景勝の叩き込みに屈した一人横綱の稀勢の里は過去通算16勝4敗と合い口の良かった前頭筆頭の妙義龍の寄り倒しに不覚を取って金星配給の二連敗、大関陣も栃ノ心が錦木を寄り切りに仕留め、高安が北勝富士を叩き込みに退けた一方、豪栄道が昨日横綱稀勢の里を下した小結貴景勝の突き落としに屈し、二日目にして横綱・大関陣での全勝は高安のみと言う展開となりました。
白鵬、鶴竜の二横綱が休場して一人横綱となった今場所の稀勢の里にとって、賜杯レースを牽引して優勝することはまさに“必須のミッション”とされることとなったと言えますが、場所前の稽古の順調さが伝えられる中、初日の貴景勝との一番は主導権を掴めぬままあっさり叩かれて敗れましたが、今日も東前頭筆頭に番付を戻した妙義龍に差し手争いから両差しを許して上体を起こされ、寄り倒されて土俵下に転げ落ちて勝負あり。妙義龍にとっては33場所ぶりとなる3個目となる金星を供給する一番となりました。稀勢の里の初日からの連敗は大関時代の平成27年三月場所以来とのことで、大関時代から序盤で負ける印象の強かった稀勢の里としては3年8カ月ぶりと言うのは意外な感じがありますが、初日も今日も、自分の相撲に持ち込む展開を作れずに敗れており印象の低下も避けられないところでしょう。明日の三日目は西前頭筆頭の北勝富士と対戦しますが、一人横綱の重圧云々よりも、研究と対策と言う面で相手に凌駕されたような一番が続いている感がありますね。
一方の妙義龍は、左膝半月板損傷でちょうど1年前の十一月場所十四日目から休場して今年の一月場所は十両の番付。久しぶりの結びの一番で横綱に立ち合い正面からぶつかり、左四つから右押っつけ、素早く巻き替えて両差しになって横綱の攻めを封じての寄り倒し。場所前の出稽古での申し合いで15番2勝13敗と圧倒された横綱を一蹴、実力者の復活を印象付けた金星となりました。
一方、師匠だった第65代横綱貴乃花の協会退職で今場所の注目の力士の一人に躍り出た小結貴景勝は、今日は大関豪栄道に立ち合い両差しを許しながら脇を締めての押っつけで振りほどいて距離を取り、自分の間合いを作ったところに豪栄道が間合いを詰めると体を開いての突き落としで勝負あり。「イメージ通りではない」と言いながらも相手の動きを読みながらの冷静な攻めで倒しているのが印象的ですね。かつての貴乃花部屋の部屋付き親方である元小結隆三杉が師匠を務める千賀ノ浦部屋に移って環境も変わったようですが、その変化をプラスに作用させている様子が窺えますね。
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