黒部峡谷パノラマ展望ツアーに行ってきました。
今回初めて知ったのですが、このツアーは北陸新幹線開通を切っ掛けに生まれたもので、既に何年も前から行われていたそう。
期間内は毎週末行われており、実施日は1日に4便まで有るという…
スペシャル感がやや減少したような(^^;)))
とは言えツアー料金6000円に、通常4000円弱の黒部峡谷鉄道宇奈月〜欅平往復が含まれている事を考えれば、実に安いと言えるでしょう。
さて当日朝。
富山地方鉄道の新魚津駅へ向かいます。
宿からだと、地鉄駅はあいの風とやま鉄道(元JR北陸本線)魚津駅の向こう側になり、地下道から行くのですが、駅前のトイレに行っているうちに、目の前で電車が行ってしまいました(>.<)
確か30分前までに受付してくれという事だったな…
1050集合だから1020までか…30分くらい先の次の電車だと、宇奈月着が1030。
ヤバイ(>.<)
しかも、地鉄の宇奈月温泉駅と黒部峡谷鉄道の宇奈月駅は隣とは言え、3分くらいかかるでしょう。
慌てて電話したところ、1050は集合時間ではなく、受付開始時間だったことが判明。
宇奈月発は1150なので、充分間に合いますε=( ̄。 ̄ )
しかし、何処かでポイント故障が有ったようで、暫くしてやって来た電車はなかなか出発しません。
さっきの乗り損ねた電車は、キッチリ時間とおりだったのに…
単線の富山地鉄ですから、その後も行き違い待ちが続いて遅れに遅れて、本当に出発30分前ギリギリの受付でしたε=( ̄。 ̄ )ε=( ̄。 ̄ )
黒部峡谷鉄道のトロッコ列車は定刻とおりに出発しました。
晴れ間も覗いていた魚津と異なり、宇奈月は雨ザーザー。
トロッコ列車はもちろん屋根付きですが、壁が無いので、けっこう雨が入り、寒いくらいでした。
黒部峡谷鉄道は、過去に往復1回、片道1回利用しています。
懐かしい風景を見ながら1時間チョイ。
終点欅平に到着しました。
ここで改めて集合、ヘルメットを被って専用トロッコ列車に乗り込みます。
ここからは一般民間人である私にとって禁断の区間となります。
ソロソロと走り出したと思えば、数分で停車し、最後尾車両に乗っている車掌さんが素早く下車して転轍機を操作して戻ってきました。
つまり、今まで走ってきた線は一度ここで行き止まり、竪坑エレベータへはスィッチバックして戻る形になるのです。
機関車の運転士さんは当然前が見えないので、先頭となった車掌さんが無線で運転士さんに指示しているそう。
(後で撮った)
という事でエレベータ前までやって来ました。
本来ここの主役である関電の列車は1両づつ(2両の長さと聞いたと思っていましたが、それは勘違いだったよう)エレベータで上がって行く訳ですが、我々はここで下車して人間だけがエレベータに乗り込みました。
人荷用という事でもっと振動など有るのを想像していましたが、動き出し、停止とも気づかないくらいスムースで、かつ200mの高低差の割にあっという間でした。
エレベータから下りて、通路を抜けると展望台となっています。
いつの間にか雨は止んでおり、晴れ間も覗いていましたが、まだかなり雲が残っており、眺望は今ひとつ。
奥鐘山は目前に見えますが、この位置からだと、7年前に下山中に見えた圧倒的な存在感は感じません。
因みに、黒三建設時に泡雪崩で宿舎が吹き飛ばされたのがこの山です。
禁断の
随道進み
エレベータ
昇って望む
奥鐘の山
再びトンネルに戻って暫し直進。
この辺り、歩き易いよう線路脇に板が敷かれています。
そう言えば、案内パネルなども充実していますし、ツアーが始まってからこの辺りまでは観光の体裁が整えられているという事でしょう。
やがて支線に入って行くとやや急な階段を昇ります。
なんと傍らにはこの傾斜でもレールが有りました。
いくら何でも粘着運転無理だよな?
後で聞いたところ、ここは鉄塔建設時に使われたようで、その際は出口にウインチが有り、貨車を引っ張り上げていたようです。
出たところはちょっとした広場になっており、ここも眺望を楽しめます。
ここからは登山道の歩きです。
「体力に自信が無い方はこちらで待っていて下さい」
桟道などが整備され、楽々歩いていけるのですが、なにしろ急斜面をトラバースする桟道です。
一応山屋さんの一員である私には些か大袈裟過ぎると感じられる緒注意が有りました。
まぁ、山装備してない人が来るかもしれませんから、主催者側としては神経質にならざるを得ないのでしょう。
桟道や階段など、しっかり整備された道を一列で進みます。
途中で水平歩道からの下降路に合流…
7年前にここ歩いた際、こんな分岐有ったかな?
そう思って聞いてみたところ、この道はツアーが始まってから整備された道だそう。
すぐに水平歩道に出ました。
左が阿曽原方面、右がパノラマ展望台です。
このパノラマ展望台も昔から有ったかな?
送電鉄塔が有る場所なので、関電の巡視路は有っても、このツアー始まってから整備したのかもしれません。
大袈裟過ぎる緒注意の甲斐有り、誰もはぐれたりする事無く、トンネル入口まで戻ってきました。
再び地下を進みます。
トンネルの壁はコンクリで固められているところも有りましたが、かなりの部分は素掘りのまま。
ダイナマイトを仕掛ける為に先にドリルで開けられた穴の痕跡なども有ります。
さてさて
エレベータまで戻ってきました。
この前にはやはりトロッコ列車が停まっています。
こちらは先ほど我々が乗ってきたのと異なり、耐熱仕様となっているそう。
耐熱…そう、高熱随道を通過するにはこの列車でなければいけないようです。
なんと非常用のガスマスクまで装備されているとか。
今回のツアーではもちろん乗りません。
これに乗れるのは、関電主催の見学会です。
https://www.kepco.co.jp/corporate/profile/community/hokuriku/koubo/index.html
見学会は無料ですが、抽選で競争率5倍くらいだとか。
今年はもう有りませんが、来年は応募してみようと思います。
先人の
苦労偲ばす
素掘り道
いつか行けるか
高熱随道
エレベータでまた下り、最初のトロッコ列車に乗り込みます。
またスィッチバックをして欅平駅へ。
ところで…
この辺り、深い雪に覆われる為、冬季は黒部峡谷鉄道も運休です。
しかし、関電の担当者が来ない訳にはいきません。
その為、積雪期でも歩ける冬季歩道というトンネルが宇奈月からレールに平行しています。
と言っても、橋梁部分はそうもいかず、融雪して橋を渡るよう。
そして、休まず歩いても6時間ほどかかるそう。
その冬季歩道の入口が欅平駅にも有ります。
中は照明こそ有りますが、お世辞にも広いとは言えません。
こんなところをとぼとぼと6時間も歩くとは…
1人だと辛そうです。
冬季歩道を覗いたところでツアーは終了。
お腹が減ったので、欅平駅で食事してから帰路のトロッコ列車に乗りました。
今回のツアーは関電ルートのさわりだけで、既に観光化されているようで、滅多に見れないとは言え、ワクワク感は今ひとつだったような…
ならば見学会!
なんとしても行きたいヽ( ̄▽ ̄)ノ
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