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2018年09月30日17:24

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万引き家族


  「三度目の殺人」「海街diary」の是枝裕和監督が、家族ぐるみで軽犯罪を重ねる一家の姿を通して、人と人とのつながりを描いたヒューマンドラマ。2018年・第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、日本映画としては1997年の「うなぎ」以来21年ぶりとなる、最高賞のパルムドールを受賞した。東京の下町。高層マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に、家主である初枝の年金を目当てに、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀が暮らしていた。彼らは初枝の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという、社会の底辺にいるような一家だったが、いつも笑いが絶えない日々を送っている。そんなある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねた治が家に連れ帰り、信代が娘として育てることに。そして、ある事件をきっかけに仲の良かった家族はバラバラになっていき、それぞれが抱える秘密や願いが明らかになっていく。息子とともに万引きを繰り返す父親・治にリリー・フランキー、初枝役に樹木希林と是枝組常連のキャストに加え、信江役の安藤サクラ、信江の妹・亜紀役の松岡茉優らが是枝作品に初参加した。(映画.comより)





久しぶりに見ました、邦画。wowowでもいいか、と思っていたのに、なぜか見る機会を得てしまった。縁かな(笑)。今や世界が注目する是枝監督。「誰も知らない」は衝撃だったけど、一番好きなのはペ・ドゥナの「空気人形」。まぁあんまり数も見てないんだけどね。

 さて、カンヌ映画祭でもパルムドールを獲得したこの映画。でも見る前から「ずるい」と思ってました。クセ者役者のリリー・フランキーに安藤サクラ、樹木希林でしょ、そんなの見る前から”凡作じゃない”ってわかるじゃないですか。これだけの役者を揃えれば、誰が撮っても名作になるんじゃないか、と思うほどのラインナップ。ずるいですよね(笑)。

 物語は紹介にある通り、貧乏だけど人間味にあふれた疑似家族のお話です。でも、人って、人間味とか情だけでは生活してゆけません。それで、幼い子供とグルになって万引きを繰り返しているわけです。でもね、やっぱり犯罪は犯罪。一生そういうことをして生きて行けるはずはないのです。どこかで躓きます。で、子供やまだ若い人は更生の機会を与えられるわけですね。学校へも行かせてもらえない子供が必死に生きる姿を見て「誰も知らない」を想起しました。この監督はどんな育ち方をしたのだろう、と思ったり。

 リリー・フランキーと安藤サクラの過去もさらっと描かれますが、「へぇ〜」って感じです。樹木希林さん演じるばあちゃんも、かなりしたたかで、年寄りだからとなめていると驚きます。リリーが助けた少女が、そこそこ裕福(?)なおうちでこっそり虐待を受けてたりと、(助け合ってる貧乏家族の描写も含め)わりとありがちというか紋切り型の描写が多かったように思うので、まぁパルムドール受賞と騒いだ割には想像の域を出なかったかな、とも思いました。「誰も知らない」と被る描写も多かったからかもしれません。いや、そう思う私が浅いのかもしれませんが。
樹木さんが亡くなったので、また上映されてますね。「あん」も。この映画で描かれるほどのしたたかさがあったら、「悪人」の樹木さんは悪徳業者に騙されずに済んだかもしれません。是枝監督に関係ないですけど(笑)。

 安藤さん、ハスッパな役をやってたけれど、きれいだった!若いって素晴らしいねぇ。(変なシメですみません)


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