…と言い切ってしまうのもどうかと思うが、まあその通りなんでね。
先日書いた「家で陣痛開始がわかる機械」の関連で、
とあるお方が書いてた。
おなか張って子宮頚管短縮してたのを理由に入院して点滴するなんて言われて、
拒否したら人格無視な発言されたのでやっぱり入院しないで帰ってきた。
34週まではおなかにいれておきたいから安静にして、
早産しても赤ちゃんが小さくないように具合悪くなるくらいブドウ糖をとっている。
…どこからどこまで間違いか、言うのも気が引けるくらいの大間違いですね。
34週の前だから32週検診での指摘でしょ。
32週早産は2000グラムあるかないかで、けっこう大変。
呼吸機は一応つける、自発呼吸できるかどうかは個人差。
クベース(保育器)には入れる、まだ皮下脂肪が足りないし自律神経未発達で体温調節できず。
ミルクは最初は胃に管いれて流しこむけど、消化吸収能力が不安定なので点滴もする。
そんな状態がはっきり予想できるから、
家に帰したくないのは当たり前で、
おなかがはるから子宮口が開いてきたんで、
内服じゃ薬剤の効果が安定しないから持続点滴で当たり前。
なぜそれが理解できないのか、こっちが理解できないぞ。
しかも「34週まで」って何?
34週なら確かに32週よりはいい状態だよ。
でもやっぱり体温も呼吸も胃の機能も不安定で未発達。
36週で、っていうならまあわかるけど、34週っていったい何の根拠?
ダレに何を言われて思い込んでしまったやら。
思い込みがあるから医者の言うことに反発する。
「自分はちゃんと知っている」と認めてほしいのにダレも認めず、ますますいこじになる。
妊娠の目的は「赤ん坊を無事にこの世に出すこと」ではないのか?
少なくても産婦人科であるワシは、お産とっているときはそう思っていた。
そのためには何でもやった、何を犠牲にしてもいいと思う。
ただし命以外、母親の命がかかるときは母親優先。
でもさぁ、人格とかプライドとか、多少傷ついてもすぐには死なないでしょ?
自己実現とか理想のお産とか、ばかくさくて聞いていられないよ。
赤ん坊の命以上に大切な母親の人格って、何?
とは思うが、これはあくまでも母親が「まっとうな人」のときね。
母親自身が精神病ぎりぎりの人格障害で日常生活でもすぐにパニック起こすような女なら
この理屈は通用しない。
夫がふつう人なら夫に説得してもらうけど、
そういう女を奥さんにしてるということは、夫も説得できない場合が多い。
だからほっとくしかない。
だって好きにしたいんでしょ?
好きにしたらどうなるかは説明したよね?
そうならなかったらラッキー。
赤ん坊は親を選べない。
いい入れ物に当たってうまく生まれてくるのも大変だ。
追記;
赤ん坊の体重はおおよそ36週まではみんな同じ。
30週なら30週の体重、32週なら32週の体重しかない。
週数相当の体重よりも大きすぎても小さすぎてもなんらかの異常がある可能性がある。
「大きすぎる」ほうで有名なのは糖尿病。
この母親が「気持ち悪くなるくらいブドウ糖をとる」ことで自分を糖尿病にして
結果的に赤ん坊を大きくしよう、というのなら正解だけど、
糖尿病母から生まれた巨大児はたいてい柄はでっかくても体力抵抗力がない。
赤ん坊のときも将来的にも病弱になりやすい、将来的な糖尿病のリスクも高い。
大きければ丈夫、なわけじゃない。
大きい子小さい子の個人差は10か月に入ってから出るけど、
これも多くの場合遺伝的な要因で、母親の栄養摂取とは関連ない場合が多い。
(飢餓状態とかそこまでいくと話は別)
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