6月11日まで、森美術館で開催されている「N.S.ハルシャ展 チャーミングな旅」へ行った。
ハルシャは南インドの古都マイスール在住の現代美術家。その20年にわたるアーティスト活動の軌跡を、絵画やインスタレーション等約70点の代表作で概観する、日本初というか、世界初の大規模個展という。文字通り、森美術館の広い空間でしか実現出来ない、大作の展示が目白押しで、とにかく、見応えは十分。インドの現代アートという、普段、日本にいては、なかなか観ることが出来ない世界に触れることの出来る、またとない機会でもある。
とにかく、彼の作品の大半は、画面が人、人、人・・で、埋め尽くされている。私は1度も行ったことがないけれども、まさに、「これぞインド」というイメージ。しかも、たとえば、「私たちは来て、私たちは食べ、私たちは眠る」という作品では、とにかく大勢の人々が歩き、食べ、眠る様が、ただただ、描かれているのだが、その1人1人の仕草や表情が、すべて、違うのである。多様性の中の統一とでもいうべき世界。グロテスクな表現など、それこそ、皆無なのに、それでいて、ちょっと、恐ろしい。
もちろん、ハルシャの世界は、それだけではない。寓話的な表現での、国家や社会に対する批判もあれば、床いっぱいに描かれた人々の顔を踏みしめながら、天井の鏡に写る、人々の中の自分の姿を見上げるという、「空を見つめる人々」と題した、ちょっと、哲学的なインスタレーションもある。
中でも、「ネイションズ(国家)」と題された、広大な空間を埋め尽くすミシンと、その上の各国の国旗、そして、その空間全体に、縦横無尽に張り巡らされた糸・・という、巨大インスタレーションは圧巻で、思わず、身震いしてしまうほど。
その他、一筆書きのような表現で表された、全長24メートルもの宇宙「ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ」等、実際に、観て、体感していただくしかない、迫力の力作が多数。
全力で観て、かなり、ドッと疲れて、その上、同じチケットで入場出来る「マーブルコミックの世界展(だったっけ???)」も、引き続き、観てしまったので、帰りに、超空いていたので入った「バーガーキング」で、喫茶店でもないのに、たった1杯のコーラで、1時間以上、長居をしてしまいましたぁ〜。ご、ゴメンナサイ。でも、空いていたので、まぁ、いいかぁ・・と(汗)。
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