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2016年10月22日09:42

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もうひとつの「カエル男」

もうすぐ、その劇場版実写映画が公開される、「ミュージアム」に登場し、妻夫木聡が演じる連続猟奇殺人犯の名は、「カエル男」。巴亮介のコミックがその原作だが、実は、連続猟奇殺人犯「カエル男」が登場する作品は、もうひとつある。「さよならドビッシー」の中山七里の書いた「連続殺人鬼カエル男」(宝島社文庫、600円+税)が、それ。
実は、以前、この文庫が出た時、書店で、見かけて、買おうか、買うまいか、しばらく悩んで、結局のところ、買わなかった。「さよならドビッシー」も、大好きな橋本愛ちゃんの主演で映画化されて、それを観てから、初めて、買って読んだ。
でも、今回、読んでみて、「連続殺人鬼カエル男」は、代表作「さよならドビッシー」を上回る傑作だと、わかった。連続猟奇殺人犯を刑事が追い詰める、よくあるタイプの猟奇ミステリィと見せかけて、文字通り、いかにも・・という人物が逮捕されたあと、二転三転する真犯人像。そして、本当に本当の、「最後の1行」で明らかになる、驚異の新事実。しかも、この連続4度もの、大どんでん返しに、まったく、無理がなく、なるほどと、読む者を納得させるストーリィなのである。確かに、「さよならドビッシー」の方が、万人向けかも???ですが、本当に、うまい。
しっかし、これを読むと、「ミュージアム」の「カエル男」は、いかにも・・という、想定内の人物ですね。う〜ん。
ところで、「ミュージアム」のノベライズが出たので、本屋で立ち読みしたら、原作コミックとは異なるラストで、これはこれで、十分、怖い。でも、ノベライズと、実際の映画のラストとが異なっていることも多々あるので、実際の映画のラストはどうなのか???まぁ、楽しみに、11月の公開を、待ちましょう。


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