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2016年08月05日07:58

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ブルックリン(Brooklyn)


 1950年代、アイルランドからニューヨーク・ブルックリンにやってきた移民の少女の青春や揺れ動く心を、「つぐない」のシアーシャ・ローナン主演で描き、第88回アカデミー賞で作品賞、主演女優賞、脚色賞にノミネートされたドラマ。脚本は、「ハイ・フィデリティ」「アバウト・ア・ボーイ」の原作者で、「17歳の肖像」「わたしに会うまでの1600キロ」などで脚本家としても活躍する作家のニック・ホーンビィ。監督は「BOY A」「ダブリン上等!」のジョン・クローリー。大人しく目立たない性格の少女エイリシュは、妹の将来を案じた姉の勧めで、アイルランドの小さな町からニューヨークへとやってくる。それまでとはあまりに異なる大都会での生活に戸惑うエイリシュは、しかし、イタリア系移民の青年トミーとの恋をきっかけに大きく変わっていく。洗練されたニューヨーカーとして生き生きと日々を過ごすエイリシュだったが、そんな彼女のもとに故郷からある悲報がもたらされる。(映画.comより)







この映画を見て、随分古いですが「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと 」を思い出しました。かの作品も秀作でしたが、今回は少女が一人で海を渡って来る物語です。「イン・アメリカ」ではいろいろ事情はあるとはいえ、家族で移ってきたことを思えば心細さが違いますね。この映画の背景は1950年代と書かれていますが、「イン・アメリカ」はどうなんだろう。明示されていないけれど、時代も違うのでしょうか。

シアーシャ演じるエイリッシュは、アイルランドの片田舎で気難しい初老婦人が経営する食料品店で働いています。この経営者が口うるさくて本当に性格悪い。でも、多分どこの田舎にでもいるタイプのおばさん。田舎あるあるです。

元々頭が切れたエイリッシュ。父はとうに亡くなり、母と姉と暮らす女系家族の中、彼女に希望を託した姉の尽力もあり、ニューヨークに移住することに。昔世話になった神父様のつてで、高級デパートで働くこととなります。

しかし、こういうたぐいの映画って、たいがいみんな「高級デパート」で働く描写が多いんだけど、実際そういう受け皿だったのかな。日本では割と(そういうところって)就職が難しいイメージがあるんだけど、文化の違いかな。

ともかく、そんな心細さマックスの少女が成長してゆく物語です。姉がどうして妹の可能性に懸けたのか、なども描かれます。もちろん、兄や姉が自分より年少の兄弟を優先させることはよくあることですが、それでも、能力のある妹を押し出した姉の真意も描かれます。

そして、当然ですが恋愛。彼女は幸い、ダメ男に引っかかることなく成長してゆくので、あちこちで波乱含みだとは言え、まぁまぁ安心して(?)見ていられる展開です。

お話としては目新しいモノではないのですが、シアーシャのみずみずしい演技と、アイルランドの美しい風景、彼女を取り巻く優しい人々のおかげで優しくなれる映画になってます。お勧めです。

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