(66)Wladimir Lewschinski, Nikita M. Plaksin
(Shakhmaty v SSSR 1984, 1st Prize)
局面をほぐせ(13+6)
最終手は白Pg7がf8で黒駒を取ってBに成ったか、或いはh8で黒駒を取ってRに成ったかのいずれか。ここでは仮に、最終手を1.Pg7xSh8=Rとしてみよう。 すると、このPg7はb2から5枚もの駒取りをしてここまで来たということが直ちに分かる。他にPd3/e4で2枚駒取りをしているので、今のところ判明している駒取りは全部で7枚だ。
(図1)
続いて右下に目をやると、かなり奇妙な状態になってしまっている。一体どうやったら白Kがこんなところに入れるのだろう?しかし、よく考えてみると確かに一つだけ手段がある。
それはf,g筋でのcross captureだ。具体的には
��Pg2xf3と戻してRf2をまず外に出し、
��白K及びSh1を脱出させ、
�9�Pf2-f1=Bとすればよい。
このとき、図は例えば以下のようになっている筈だ。
(図2)
これより白のBf1は原型位置で取られており、従ってBc8は成駒であることが分かる。これがa筋の白Pだったことも明らか。しかし、白は前述の7枚に加えf,g筋で2枚駒取りをしているので、これ以上の駒取りはできない。ということは、a筋の白Pは直進してa8でBに成った後c8に移動した訳だ。従って、a筋の黒Pもまた駒取りをして成っている。これまでで黒側の駒取りは2枚だ。a筋の黒Pが仮に白Bを取ってRに成ったとすると、次のような局面になる。
(図3)
さて、ここでh筋の黒Pに注目してみる。これを取った可能性があるのはPf2しかない。即ち、この黒Pは一枚白駒を取ってからg3で白Pに取られたのだ。よって、更に戻すとこのような局面が得られる。
(図4)
すると、黒のg筋のPを取ったのは誰か?これは明らかにPg7であり、つまり黒のPg7は原型位置で取られている。ということはBf8もまた不動であり、これより最終手がPxh8ではなくPxf8=B+であることが判明した。ということは、Bc1も実は成駒なのだ。ということは、Bc1も実は成駒なのだ。結局、出題図はlegalであり、初形で存在しているBは全て成駒であったということが証明された。
(図5)
ちなみにBeluhovは、本作について'a true Bishop masquerade'(まさしくビショップの仮面舞踏会だ)という洒落た賞賛を贈っている。
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(68)Michel Caillaud(diagrammes 74 11-12/1985)
#6 Høeg Retractor(5+14)
*Høeg Retractorについては、以下をお読みください
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1952388098&owner_id=10857363
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