「鏡花水月」(きょうかすいげつ)という四字熟語があるのですが、
鏡に映った花や水面に映った月のような儚い幻のようなもの、
あるいは奥深い趣があるという意味で使われるようです。
この言葉のそんな語源と響きが好きで、
水面に映る月と花が一緒に撮れた写真のタイトルにしようとずっと思っているのですが、
そういう写真が写せる機会がなかなかありませんでした。
それが3年前に滋賀の彦根城の夜桜を撮影に行った時に、
↑の左や真ん中の写真のようにまさに鏡花水月だと思うようなシーンに出会えました
彦根城では外堀の上にたくさんの桜が咲いていて、
それがお堀の水面に逆さに映ることが有名なのですが、
三日月の頃ならそこに月も映り込んで見えるのではと思って訪れてみたのが正解でした。
この日は快晴の上に風もほとんど吹いてなかったので、
お堀の水面も鏡のようになってほんと息を呑むような美しい光景を見せてくれました。
この彦根城の鏡花水月が見られるのには、
天候以外にも桜が満開の頃にちょうど三日月が見られるという条件も加わってきます
そんな条件が揃うのは多分数年に1度位しかないだろうと思ってましたが、
実は今夜がそれに当たる日でした。
例年よりも開花が早かったことと、
先日の雨で彦根城の桜も散り始めてはいるのですが、
今夜は3年前と同じ三日月が夜空に出ているので、
晴れてさえいれば鏡花水月が見れるはずでした。
でも今夜の関西はどんよりとした曇り空で、
残念ながら3年前の再来とはならず、
鏡花水月は文字通り幻となってしまいました…
でも月にこだわらなければ、
右の写真のようなお堀の水鏡に映った桜は毎年必ず見られるので、
来年の春の観光コースに彦根城を入れてみるのもいいでしょうね

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