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2016年01月10日10:09

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クリード チャンプを継ぐ男(Creed)


 

 シルベスター・スタローンを一躍スターに押し上げた代名詞「ロッキー」シリーズの新たな物語。ロッキーのライバルであり盟友であったアポロ・クリードの息子アドニス・ジョンソンが主人公となり、スタローン演じるロッキーもセコンドとして登場する。自分が生まれる前に死んでしまったため、父アポロ・クリードについて良く知らないまま育ったアドニスだったが、彼には父から受け継いだボクシングの才能があった。亡き父が伝説的な戦いを繰り広げたフィラデルフィアの地に降り立ったアドニスは、父と死闘を繰り広げた男、ロッキー・バルボアにトレーナーになってほしいと頼む。ボクシングから身を引いていたロッキーは、アドニスの中にアポロと同じ強さを見出し、トレーナー役を引き受ける。アドニス役は「フルートベール駅で」の演技が高く評価されたマイケル・B・ジョーダン。同じく「フルートベール駅で」で注目された新鋭ライアン・クーグラーが、監督・脚本を務めた。(映画.comより)







(映画を見始めた頃はすでに「5」だったため)映画ヲタクでありながら、いままで「ロッキー」と無縁で来てしまった私が、これを見たさに年末年始「2」「3」「4」を立て続けに鑑賞し、劇場に臨んだ作品。我ながら「今更アホだ」とは思ったのですが、マイケル・B・ジョーダンを見たかったことや作品の評判が良かったことにも興味を惹かれました。ちなみに「1」は少し前に「ロッキーって、どんな作品かなぁ」と好奇心から見てあったのでした。

さて、「ロッキー」シリーズに詳しい方ならご存じの通り、ロッキーのよきライバルであり理解者だったアポロ・クリードは「4」で亡くなりました。「エクスペンタブルズ」でもスタローンの盟友であるドルフ・ラングレンに殺されたのでしたね。アポロの奥さんメリー・アンに子供はなく、スタローンもそんなものだと思っていましたが、アポロには愛人がいたのですね。彼女が当時妊娠していたようで、アポロの死後男の子が誕生したのです。

母親を早くに亡くし、自分がアポロ・クリードの息子であることも知らずに育ったアドニス。里親のもとを転々とさせられ、腕っ節の強い悪ガキで、少年刑務所の個室に収監されていたところでメリー・アンが迎えに来ます。「一緒に暮さない?」

かくして出自を知ったアドニスは、メリー・アンの元、何不自由なく育ち、きちんとした教育も受け一流企業に就職しています。きちんとした結果も残し、昇進も決まっていたアドニスなのですが、やはり血は争えないのか、ボクシングに懸けることになります。そこで彼が訪ねたのがロッキー・バルボア。完全に引退していたロッキーなのですが、他ならぬアポロの息子の頼みとあって、トレーナーとして復帰します。こんな目立つことをやるとなにかと調べ回るのが世間というもの。話題になれば稼げるなどと、不穏なことを言う輩もいて、(実の)母親の姓を名乗っていたアドニスも、あっという間にアポロ・クリードの息子だとバレてしまいます。しかもメディアによっては「愛人の子」だの「過ちの子」だのと書くものもあり、世間のいやらしさを感じる展開です。

しかしそこから後は、「ロッキー」シリーズの王道の展開となります。チャンピオンと戦う、口ではこてんぱんに叩かれる、でも路地裏でストリートキッズの応援を受けながらランニングする、雄叫びを上げる・・・。しかし、マンネリに見えて実はファンの期待を裏切らない展開になっているところがミソです。今回の主役はアドニスですから、路地を走るときのテーマ音楽ももちろん違います。でも、一番肝心なところで一度だけ、懐かしの「ロッキーのテーマ」がかかります。うまいですねぇ。

私は遙か昔に見た「5」はもう忘れてしまったし、「ファイナル」は見てないので、このシリーズの後半が駄作だったのかどうかは噂に聞くだけなのですが、この「若者の話」は、マイケル・B・ジョーダンの魅力も相まって、なかなかによくできていたと思います。難を言えば、ロッキーの描写が年寄りくさすぎたところかな。だってアポロと同年代だったはずだし、その息子はまだ若い。さほどの年齢ではないはずなのに、どうにも「年寄り」と言われすぎてる気がする(笑)。

ま、いい。このシリーズ、続くのでしょうか?

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