私は、正直、何かというと、ニューヨーク、ニューヨーク・・という人が、嫌い。でも、ニューヨークが現代アートの最前線のひとつであることは、紛れもない事実なので、そこで何が起こっているかには、興味くらいはある。
で、「美術手帖」の9月号増刊として出たのが、「THE NEW YORK ART SCENE」(美術出版社、1500円+税)だ。
同書は、日本を代表する現代アーティストのひとり、村上隆さんが企画し、ニューヨークのアートシーンに精通するインディペント・キュレーターのアンドレア・ニュースティンさんが現地ガイドする、1冊まるごとの特集本で、それぞれの口上に始まり、アンドレア・ニュースティンさんが選定した5人の作家に、ニューヨークで制作する理由をインタビューする記事、同じく彼女がセレクトした20人の作家の紹介記事、ニューヨークのキューレターやギャラリスト等美術関係者5人へのインタビュー記事、そして、締めの、村上さんとアンドレア・ニュースティンの対談・・で構成され、もちろん、それを読んだだけで、ニューヨークの最新アートシーンがまるわかりというわけではないにしても、少なくとも、今、どういう作家がニューヨークで「旬」なのかくらいはわかる、1冊である。
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