ひすいこたろう「朝にキク言葉」(サンマーク出版)から。
「挨拶」とは何か?
それは「心を開いて相手に迫る」ということである。
・・・・・・・・・・・・・・・鈴木健二(元NHKアナウンサー)
僕は、ここで書いているような名言ネタを、1800日間、ほぼ毎日インターネットで配信したことがあります。そのとき、こんな質問をいただきました。
「5年間も毎日書けるほど、よくネタがありましたね。きっと、ひすいさん独自のヒミツの読書法があるのではないですか?」・・・・・非常にいい質問です。
短時間で本のエッセンスをメキメキ吸収する方法。そのポイントは、本を読む前の段階にあります。
「おはよう♪」
こんなふうに、本に挨拶してから読むのです。それが秘密です。・・・解説しましょう。
先日、スポーツカーの販売を手がけている社長さんとお会いしました。その社長さんが息子さんと牧場に行ったときのこと。牧場に見るからに人相の悪い馬がいました。
馬は「ドクロ」という名前がつけられていました。確かに、ドクロとしかいいようがないほどのコワオモテ。
その人相の悪い馬を前に、社長さんは息子さんに、ある「指令」を出しました。息子さんがその指令を実行すると・・・なんと人相の悪い「ドクロ」の表情が一変! 感じのいい顔に変わったのだそうです。その社長さんは息子さんに何をさせたと思いますか?
挨拶させたんです。馬の前で自己紹介させた。
マザーテレサは「愛の反対は憎しみではなく、無関心です」と言いました。つまり、関心を向けてあげるとは、愛を捧げるということ。そして、関心のオープニングセレモニーはいつだって「挨拶」なのです。
「おはよう♪」「こんにちは♪」「今日もよろしく♪」
だから、僕は「おはよう」って本に挨拶してからそれを読みます。イチローは道具の手入れを必ず自分でするそうですが、イチローがバットを大切にするように、僕も本を大切にしているのです。
今日食べるごはんがあなたの体になるからこそ、食べる前に「いただきます」と挨拶します。本だって一緒。 「人」は「本」でできていると書いて「体」です。今日読む本が心の一部になるからこそ読む前に「おはよう」と声をかけるのです。
愛すれば愛される。だから、本の神様はいつもちょっとだけ僕に優しいのです。
気持のいい朝は、気持ちのいい挨拶から始まります。
「おはよう」。今朝はまず、しっかり自分に挨拶しよう。
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