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2015年03月10日07:41

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僕が星になるまえに(Third Star)


 


 TVシリーズ「SHERLOCK シャーロック」でブレイクし、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」などにも出演する英俳優ベネディクト・カンバーバッチが、末期ガンに冒された青年役で映画初主演を果たしたドラマ。末期ガンのため死が近づく青年ジェームズは、3人の親友に「世界で一番好きな場所」に連れて行ってほしいと頼む。親友たちは、体の自由が利かなくなってしまったジェームズをカートに乗せて旅立ち、やげて目的地にたどり着いたジェームズは、人生で最後のある決断を下す。(映画.comより)







 2010年の映画。バッチさんの人気にあやかって、昨年日本でも公開されたもの。とはいえ、一館上映だったので、見に行けずに録画となったのでした。

映画自体は93分と短め。余命いくばくもないバッチさんが、親友たちと「世界で一番好きな場所」具体的にはウェールズ地方バラファンドル湾へと、人生最後の旅に繰り出すようすを描きだしたものです。

それぞれに事情を抱えた若い男ばかり4人のむさくるしい旅。簡単な作りのお手製カートにバッチさんを乗せて(大丈夫なのか!)、山あり岩あり、川ありの自然と戦いながら、そしてここがすごいと思うんだけど、こんなに若いのに、彼らは本当に辛辣なのです。いや、若いから辛辣なのか?これこそがイギリス人なのか、とも思うのですが、片や毎日の仕事と人生をうまくやるために、愛想笑いと上滑りのことばが身に沁みついてしまっている自分としては、驚きの連続でした。

他人の人生に対する直接的な(でも的を射てる)批判や自己批判。死にゆく人に対してもの容赦ない言葉。日常を離れた旅先にあるからこそ出たのかもしれませんが。

ヒトは本当はこうあるべきなのだろうとも思いました。でも、男同士の親友だから言えるっていうこともあるだろうし、同じことを女同士では言えないのは当然だし、一人が死を目前にしている、という特殊な状況でもある。まぁ、安易な比較はできないんだろうな、とは思うけれど、彼らのあまりに達観(?)された言葉のやり取りには、驚きを隠せませんでした。少し不安になったりもします。彼らのこれから先はどうなるんだろう、と。

でも、そういう文化ですものね。そうやって辛辣に生きてゆくのがよしとされているのかもしれません。

ラストは賛否が分かれるところだと思います。私はダメですね。それはやっぱり、賛成できないです。でも、若い頃なら違ったかもしれません。安易な社会的常識と価値観に毒されていないころなら、あるいは。

バッチさんの演技は、素晴らしかったと思います。若い頃から(って、今も若いですが)、演技派だったのですね。あと、ウェールズの風景。綺麗でした。いい国だなぁ〜。

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