mixiユーザー(id:1850594)

2015年02月12日11:53

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蜷川実花「永遠の花」

写真家の蜷川実花さんについて、私は先日のブログで、2010年刊の写真集「noir」が、間違いなく、ひとつの転機になった云々と書いたが、美術評論家の松井みどりさんによれば、転機になったのは、2006年刊行の「永遠の花」であるという(「蜷川実花展「地上の花、天井の色」図録)。
で、アマゾンで、検索して、早速、写真集「永遠の花」(小学館、3700円+税)を、取り寄せた。同書は、「死者に手向けられた、枯れることのない花」、すなわち、造花を撮った写真集で、「埋葬された土の塊に、造花が刺されている光景をはじめて見たのか2000年。それから6年間、その花を撮るために墓地に通いつづけた。メキシコ、グアム、サイパン・・・。」と、著者は同書のあとがきの中で、そう語っている。
なるほど、蜷川カラーといわれる極彩色の中に、見えるはずのない衰退の影や、死のイメージまでもが、明確に、刻まれている。少なくとも2006年には、アイドルや女優の写真を撮る一方で、彼女はすでに、こういう仕事をしていたのだ。もっと、人の仕事をまじめに見ていかなくてはいけないなぁ・・と、いたく反省。


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