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2014年12月15日10:18

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イースタン・プロミス(EASTERN PROMISES)




 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のデヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンが再びコンビを組んだ戦慄のバイオレンス・サスペンス。ロンドンの裏社会を舞台に、ひょんなことからロシアン・マフィアを敵に回してしまった女と、ロシアン・マフィアの一員でありながら非情さと優しさを併せ持つ謎めいた男の奇妙な心の交流を描く。共演は「マルホランド・ドライブ」「キング・コング」のナオミ・ワッツと「クリムゾン・リバー」のヴァンサン・カッセル。
 クリスマスを控えたイギリス、ロンドン。助産婦のアンナが働く病院に、10代の幼い妊婦が運び込まれる。少女は、女の子を産んだ直後、息を引き取った。少女のバッグからロシア語で書かれた日記を見つけ出したアンナは、孤児となった赤ちゃんのためにと少女の身元を調べ始める。ロシア語の分からないアンナは、挿まれていたカードを頼りにロシア料理の店を訪ねる。そしてその店の前で、運転手だという謎めいた男、ニコライと出会うアンナだったが…。(allcinemaより)





 今頃すみません。ともかく、しばらくはひたすら録り置きの消化です。健康な体がいかにありがたいか。失って初めてわかります(笑)。

さて、当時ヴィゴの全裸サウナファイトが噂になってたこの映画。やはりwowowに来ると、青少年が鑑賞するかもしれないってことでしょうか。R18だったはずの映画はR15となり、全裸シーンにはしっかりぼかしが入ってました。もちろん、話の筋に影響はないわけですが。

こういうことはよくあるようですね。マカヴォイさんの「フィルス」や障害者の性を描いた「セッションズ」もテレビに載った時点でR15となってましたし、中身は見比べてないからなんとも言えないのですが、視聴者を選別することができないからでしょうか。

まぁ、いい。映画の話に戻ります。舞台はロンドン。時代は現代でしょうか。雨けぶるロンドンにも、ロシアンマフィアが一勢力を築いています。例に漏れず、年輩のドンがいて、出来の悪いチャラ息子がいて、その息子には寡黙で”デキる”運転手が付いてます。

この「ドン」がアーミン・ミューラー・スタール、チャラ息子がヴァンサン・カッセル、寡黙な運転手がヴィゴ・モーテンセンとなります。彼らはそれなりに組織を維持して来たのですが、やはり裏切りや勢力争いは免れず、誰が誰を密告したの、殺したの、と報復も盛んです。

と、そんなところにある10代の妊婦少女が出血して倒れ、赤ちゃんは助かりますが、少女は亡くなってしまいます。彼女はロシア語で書かれた日記を持っており、彼女が誰で家族がどこにいるのかを知りたい助産婦のナオミ・ワッツは、日記を持ち出してしまいます。

ナオミにはロシア人のおじがいたし、訳してもらおう、くらいに思ってました。そして、日記に挟まっていた名刺を頼りに、そのレストランを訪ねたりもしました。これが、いけませんでしたね。そのレストランこそ、ロシナンマフィアの巣窟だったのです。そして、少女の妊娠と組織には深い関係があったのでした。

殺しが殺しを呼ぶ構図、「ホモ」と呼ばれて逆上するヴァンサン、知りすぎたナオミのおじ。そして、寡黙でやり手なのに運転手に甘んじているヴィゴって、一体何者なのか。あらゆる要素を含みながら、物語は進んでゆきます。

全裸ファイトだけではなく、結構エグいシーンも満載です。まったく!こんな思いまでして、なんでマフィアなんて存在するのでしょうね。みんなこんな恐ろしい思いまでして生きてても、きっと心臓病んでるよ。だからといって、平民が幸せだという意味ではないけれど、因果な世界です、まったく。

しかし、気になると言えば、少女の扱い。少なくとも組織に関係があり、妊娠したのがわかっているのであれば、きちんと最後まで面倒を見れば(それが”始末する”ということであったにしても)、一般の病院にはバレなかったし、結果的に一般人の介入を呼ぶこともなかったはず。あれだけ厳しいルールがありながら、なぜこういうところがいいかげんなのか。それとも、妊娠させたことに気付いてなかったのでしょうか。あまりに若い女が多いとかで(笑)。

ヴィゴが何者なのか、という一点については、ちょっとありきたり過ぎて「な〜んだ」の世界でしたが、クローネンバーグ監督(父)の作品にしては、普通度の高い映画ではないでしょうか。

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