喫茶とすのこは鳥栖スタジアムの片隅にポツンと立つ隠れ家のような小さなお店。
キリマンジャロから取れる直輸入の豆を使用したオリジナルコーヒーが店の自慢だ。
最近では博多の森に兄弟店を開くとの噂もあるほどの人気ぶりだ。
主なお客は仕事帰りの西日本シミズの皆様。
一番奥の席はマスターの立ち位置に最も近い席。
常連のお客は決まってその位置に座る。
チョモヒゲの生えたダンディーなマスターは静かにお客の話に耳を傾ける。
それはときに他愛もない話。ときには恋愛の相談。ときには仕事の愚痴さえも。
どんな話でもマスターは静かに話をきく、お客の喉を潤す一杯のコーヒーを注ぎながら。
全てを聞き終えた後でマスターは語る。
人生はこの一杯のコーヒーのようなものだ と。
そんなマスターに話をきいてもらうため、マスターのコーヒーに惹かれて、人はここに立ち寄る。
喫茶とすのこ 本日も営業
困ったときには