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MIDSOMMAR ミッドサマー

MIDSOMMAR ミッドサマー

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詳細 2024年2月22日 22:03更新

映画 ミッドサマー MIDSOMMAR 好きな方

https://www.phantom-film.com/midsommar/

■概要

『ミッドサマー』(スウェーデン語: Midsommar )は、2019年公開のアメリカ合衆国・スウェーデン合作のホラー映画。監督はアリ・アスター、主演はフローレンス・ピュー。

原題は、スウェーデン語で夏至祭(ミィドソンマル)を意味する。アメリカの大学生グループが、留学生の故郷のスウェーデンの夏至祭へと招かれるが、のどかで魅力的に見えた村はキリスト教ではない古代北欧の異教を信仰するカルト的な共同体であることを知る。この村の夏至祭は普通の祝祭ではなく人身御供を求める儀式であり、白夜の明るさの中で、一行は村人たちによって追い詰められてゆく。

■ストーリー

大学生のダニーは精神的な疾患を抱えていた。ある冬の日、同じく精神疾患だった妹が失踪し、両親を道連れに一酸化炭素中毒で無理心中してしまう。自身の疾患と家族を失ったトラウマに苦しみ続け、恐怖の底に追い詰められているダニーを、恋人のクリスチャンは内心重荷に感じながら別れを切り出せずにいた。

翌年の夏、ダニーはクリスチャンと一緒にパーティに参加した。席上、彼女はクリスチャンが友人のマーク、ジョシュと一緒に、同じく友人であるスウェーデンからの留学生ペレの故郷であるホルガ村を訪れる予定であることを知った。クリスチャンはペレから「自分の一族の故郷で、今年夏至祭が開催される。夏至祭は90年に1度しか開催されないので、見に来てはどうか」と誘われたのである。大学で文化人類学を専攻するクリスチャンは、学問的関心もあってホルガ行きを決めたが、スウェーデン行きをダニーに隠していた負い目もあり、話の流れから仕方なくダニーも誘う。

ダニーらはスウェーデンへ渡り、ペレの案内でヘルシングランド地方に位置するコミューンであるホルガを訪れた。一行は、森に囲まれた草原という幻想的な風景と、白い服を着た親切な村人たちに初めは魅了される。一行は同じくよそ者で、ペレの兄弟分のイングマールに誘われてロンドンからホルガにやってきたサイモンとコニーのカップルと合流し、イングマールからマジックマッシュルームを勧められる。キノコによる幻覚の中で、ダニーは妹の幻を見る。村には夜が訪れるが、白夜のためいつまでも昼のような明るさのままである。翌日から始まる夏至祭はただの祝祭ではなく、ペイガニズムの祭りであった。そうとは知らずに参加したダニーは、不安と恐怖に苛まれていく。

草原のテーブルでの全員そろっての食事など夏至祭の儀式が粛々と進むが、アッテストゥパン(英語版)の儀式が始まると、よそ者一行の中に緊張が高まる。コミューンの中の年長者の男女2人が高い崖の上に姿を現し、おもむろに身を投げるという棄老の儀式が行われた。身を投げた者のうち女性は即死するが、男性は下半身から落ちたせいかまだ生きており、村人たちは男のうめき声をまねながら身をよじって叫び、ハンマーで頭を叩き潰してとどめを刺す。村の長老であるシヴは、ショックを受けたダニーをはじめとするよそ者たちに、「これはホルガの死生観を表現した完全に普通の文化であり、村人は全員72歳になると同じようなことをしなければならないのだ」と説明する。ダニーたちはペレの懇願と、夏至祭の研究で文化人類学の論文を書かなければならないというジョシュの必要性からホルガに残ることにする。軽率なマークは村の神聖な木にそうとは知らずに立小便をしてしまい、村人の間に怒りが沸き起こる。一方、サイモンとコニーは途中でホルガを出ることに決める。荷物を集めるコニーに、村人はサイモンが列車に乗るために先に村を出てしまったと話すが、混乱したコニーは1人で村を出ていき、その直後、遠方では女性の叫び声が響く。

クリスチャンもホルガ村のことを論文のテーマにすることを決めるが、テーマを盗むつもりかと疑うジョシュとの関係が険悪になる。ジョシュは、ルーン文字で書き継がれてきた村人の指針となる聖なる書である「ルビ・ラダー」(Rubi Radr)についてもっと教えてほしいと村の長老に懇願するが、絶対に読んではいけないと断られる。いまルビ・ラダーを書いているのは、近親婚によって障害を持って生まれ、いわば村の神官となった人物で、村のあちこちに絵も描いているという。夕食時、マークは村の魅力的な女性に誘われてどこかへ消える。クリスチャンの食事の中には女性の陰毛が混ぜられていた。誰かが彼とのセックスを願って、この村の伝承通り自分の陰毛をまぜるおまじないをしたのだろう。その夜、ジョシュは神聖な建物に忍び込んでルビ・ラダーを盗撮するが、突然現れた半裸の男に邪魔をされる。その男はマークからはぎ取られた顔の皮をかぶり、下半身の皮をはいていた。ジョシュはハンマーで頭を殴られ、その体はどこかに引きずり出されてゆく。

翌日、ダニーはドラッグが入ったお茶のような飲み物を村人から勧められる。彼女は村の女性総出のメイポール・ダンス(en:Maypole)の大会に参加させられ、全員で手をつないでメイポールの周りを何周も何周もする。最後までダンスを続け立つことができたダニーが優勝し、メイクイーンとして花の冠をかぶせられ、村を行進する。一方クリスチャンもお香のようなドラッグを摂取させられ、村の建物内で性的な儀式に参加させられる。彼は服を脱がされ、全裸の女性たちに取り巻かれながら、彼の子種を孕むことを望む村の女性に強姦される。女性たちの囃子声を聞いて建物に近寄ったダニーはクリスチャンがセックスをさせられているところを見てパニック障害を起こし、ついてきた女性たちもダニーをまねて一緒に泣き叫ぶ。儀式後、意識もうろうとしたクリスチャンは全裸で飛び出して村をさまよう。やがて、地面に埋められたジョシュの脚、生きながら解剖され、背中から取り出された肺を翼のように広げさせられ天井から吊るされるという「血のワシ」のような処刑をされたサイモンの姿をそれぞれ発見するが、再び気を失わせられる。

メイクイーンとなったダニーは集まった村人たちから、コミューンから悪を追い払うために9人のいけにえが必要なのだと説明される。ペレとイングマールに誘われたよそ者であるジョシュ、マーク、コニー、サイモンの4人。最初に身を投げた老人2人と、自らいけにえに志願してこれから死ぬイングマールとウルフの2人。ダニーはあと1人のいけにえを、よそ者のクリスチャンにするのか、それとも抽選で選ばれた村人のトービヨンにするのか、選択を迫られる。彼女は不可抗力とはいえ浮気をされた怒りから、恋人のクリスチャンをいけにえに選択する。半ば意識を取り戻したクリスチャンは、自分が腹を裂かれた熊の体に全身をくるまれ、イングマールとウルフとともに黄色い三角屋根の神殿の中にいることを知る。やがて神殿に火が放たれる。体に火が付いたウルフの絶叫を、外にいる村人たちもまねて叫ぶ。開始直後は苦悩と恐怖で泣いていたダニーだったが、神殿が焼け落ちてゆくにしたがい、何かを悟ったように微笑み始める。

■ラストシーンの意味

本作のラストシーンについては様々な解釈がなされているが、アスター監督は「ダニーは狂気に堕ちた者だけが味わえる喜びに屈した。ダニーは自己を完全に失い、ついに自由を得た。それは恐ろしいことでもあり、美しいことでもある」と脚本に書き付けている。

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参加メンバー 4人
開設日
2021年8月11日

1049日間運営

カテゴリ
映画
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