北大阪急行9000形

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詳細 2019年4月26日 14:40更新: 北大阪急行[北急]9000形(ポールスターⅡ)のコミュニティです｡

｢お客様への静かなやすらぎ空間の提供とさらなる環境性能の向上｣を開発コンセプトに､2014年4月28日より営業運転を開始｡

この車両には､全密閉高効率主電動機(定格出力170kWの永久磁石同期電動機[PMSM])を使用､制御装置にはIGBT-VVVFインバータ(主回路に2レベルのIGBT)を採用､台車にはモノリンク式ボルスタレス台車を使用｡
その結果､8000形に比べ､体感にするとおよそ40％の騒音削減を達成してるそうです｡

運転台は､8000形の｢マスコン｣と｢ブレーキ｣が独立した２ハンドル式から､9000形ではワンハンドルとなっている｡
8000形は速度計にデジタル式が採用してましたが､9000形では大阪市交31000系同様､指針式速度計になりました｡

車体は､ステンレス構体｡レーザー溶接工法の導入によって､外板と補強材が連続溶接可能となり､従来のスポット溶接よりスレンレス鋼体の強度向上が図られました｡
行先表示器は､前面･側面ともにフルカラーＬＥＤを採用｡
編成は､6M4Tの10両編成｡製造は近畿車輛｡

車内は、8000形8006FにLED式車内案内表示装置が千鳥配列で搭載されているが､9000形では各ドア上にはLCD型車内案内表示装置を搭載しており､15インチのLCD2画面と横長のLCD1画面(小糸製の｢パッとビジョン｣)を交互に配置｡
座席は､ゴールデンオリーブ色のシートに木目調の化粧板という､阪急電鉄(北大阪急行)でもお馴染みの意匠を踏襲｡握り棒には､本物の木材を使用｡女性専用車両は､握り棒･吊り輪の色を黄色に変えて他の車両と一目で区別できるようになりました｡また､8000形と比べて座席の仕切り板の大型化もされました｡
そのほか､側扉への開閉予告ランプの設置､ドアチャイムの自動化､車いすスペースの大型化が行われてます｡
車両間の貫通扉には8000形同様､自動扉を採用しているが､扉右外側にある押ボタンを押すことで扉が開く仕組みとなっている｡

前照灯を含む全ての照明機器を100%LED化で最新技術を積極的に採用｡
この車の最大の特徴が､車内の照明の色の変化｡
通勤車両では全国で初めて導入されたLED照明の調光･調色機能を取り入れたことにより､季節や時間に応じて､白色から黄みを帯びた電球色まで５段階に変化させる事が可能｡
夏場には､さわやかな白い光を｡目から涼しさを感じることができるため､空調設定温度を少し高めに設定し､省エネ効果も期待｡
冬場には､反対に､暖かさを感じさせる黄色い光が車内を照らし出すことが可能｡
その他､この照明は､季節に加え時間に応じても調色可能｡
夜には､木目調の内装に映える電球色に変化させ､木目調の内装を柔らかな光が照らし出すことで､車内はまるでリビングのようなリラックス空間に｡仕事帰りの時間を贅沢な気分で過ごせます｡また､色合いだけでなく明るさも調整できるため､日中には約50％の照度で点灯して運行しています。

運用は､8000形同様、北大阪急行･千里中央～大阪市交通局御堂筋線･なかもずの往復の大系統に当てられ､北大阪急行車両運行ダイヤに8000形に混じって運行されています｡

※最終更新日 2014/05/30