中西夏之

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詳細 2023年10月5日 07:10更新: 1935年、東京都生まれ。1958年に東京藝術大学絵画科（油画専攻）を卒業後の1959年にシェル美術賞で佳作を受賞。主にミクストメディアを利用したオブジェ作品を中心に前衛芸術に傾倒し、1962年には高松次郎、川仁宏らと共に、山手線プラットホームや車内で卵型のオブジェをただ舐め続ける「山手線事件」というハプニングを行うなどして注目される。また高松、赤瀬川原平らと芸術集団ハイレッド・センターを結成し、数多くのパフォーマンスを実践した。

作品は廃品を溶接した彫刻作品や、身辺の事物をアクリル樹脂で固めた卵形のオブジェや、金属製洗濯バサミを無数に取り付けた「攪拌現象」などの連作を制作していく。また、舞踏家土方巽や大野一雄らの関わりから、舞台装置美術への協力をはじめ、美学校の設立にも奔走した。

1970年代から、白、紫、黄緑といった色を基調とする、油彩の平面作品を制作、発表。作家と現実空間との緊張関係を主題にした思考性の強い作品を数多く制作した。

1996年より2003年まで東京藝術大学にて美術学部絵画科油画専攻教授を務めた。

2008年渋谷松濤美術館にて新作展を開催。※一部wikipediaより転載

▼『洗濯バサミは撹拌行動を主張する』（制作年不明）