Hebrew letter アレフ 牛 1
Astrology 風(空・天王星)
Path ケテル=コクマー
Secret name エーテルの精霊
【カードの意味】自由
Positive 自由 自発性 霊的な上昇 潜在力 可能性 純粋さ 確立されていない自我
Negative 奇行 愚行 狂気 無責任 未成熟
「愚者」のカードに描き込まれた象徴はあまりにも多く多岐にわたっている。「愚者」はタロットという体系において、大アルカナのみならず全てのカードを象徴する始まりであり終わりである。
角の生えた人物はクロウリーもマンガラ・ビルソンも共にバッカス、ディオニソスであると言っている。彼はバッカスであると同時にゼウスでもありバフォメットでもある。角とブドウが彼がバッカスである事を示している。
春を表す緑の衣をまとっているがその肌は黄金色である。頭頂には男根のシンボルであるリンガムが有り、右手にはクリスタルの角錐が付いたワンドを持ち、左手には燃えさかる松かさを持っている。彼の足は宙に浮いていて、地に足を着けてはいない。
心臓から伸びた臍の緒が、四重に彼を取り巻いているが、そこには様々な象徴がある。ウェヌスの鳩、ハゲワシ、蝶と双子の蛇のからみついた翼のある球体があり、中央の螺旋に抱きついた双子の童子によって響き合い、強められている。童子の上には一にして三の花がある。下腹部のチャクラは太陽の輝きを放っている。
左足には恐怖のシンボルである虎がじゃれついているが、愚者はそれに取り合っていないので、何のパワーも与えていない。ワニは死と誕生、創造と破壊の両方のシンボルである。
愚者の札はケテルからコクマーへのパスに配置されるが、むしろ、ケテルの流出が始まる以前のアイン、アイン・ソフ、アイン・ソフ・アウル(無、無限、無限光)の彼方から舞い降りたエーテルの精霊である。占星学上の風に関連づけられているが、その実体は空(エーテル)である。
愚者は完全な無垢と自由を体現する。それは自由を謳歌する事、束縛から離れる事と同時に神聖な愚行も意味する。彼にはあらゆる可能性があり、タロットという象徴体系を旅するフールズ・ジャーニーへと旅立つが、奥義を究めた後は再び全てを捨ててゼロに帰る。無は即ち無限なのである。
[関連コミュニティー]
●0 The fool
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●I The Magus
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●II The Priestes
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●III The Empress
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●IV The Emperor
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●V Hierophant
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●VI The Lovers
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●IV The Chariot
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●VIII Adjustment
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●IX The Hermit
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●X Fortune
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●XI Lust
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●XII The Hanged man
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●XIII Death
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●XIV Art
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●XV The Devil
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●XVI The Tower
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●XVII The Star
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●XVIII The Moon
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●XIX The Sun
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●XX The Aeon
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●XXI The Universe
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