貧しい大豆畑の農家から脱する決意で戦地へ行き復員した源次郎は、人が変わったように無口になり、ひたすら働くばかりだった。
村人たちのあたたかいすすめで出征前に見合いをした千代と結婚、食糧難のなか冷害や洪水と闘いながら稲作に励み、宮内庁の献穀米に選ばれる。
しかし米の減反が始まると息子はメロン栽培への転換をはかり、源次郎と対立する。
そんな時に千代が病に倒れ、嫁の里子と孫たちが、戦争のために挙げられなかった源次郎と千代の結婚式を行う。
披露宴の中で千代は昔の結婚式の幻想にひたり、家族の思いやりが父と子を和解に導いていく。
2002年制作。田んぼdeミュージカル第1弾
困ったときには