地中海的抒情と、ブラジル文化の洗礼による小暴れの音楽家、ミヨーおじさんとその音楽を愛する集まり。
ちょっと解説---
Darius MILHAUD(1892-1974)はエクサンプロヴァンスに生まれたユダヤ教を信じるフランス人作曲家である。
音楽に理解のある裕福な両親(アーモンド商)のもと、地中海の輝かしい光と豊かな自然のなか、多感な少年時代を過ごした。
父の命でバカロレアをクリアしたのちにパリ音楽院に入学、オネゲルらと出会う。音楽院では対位法をジェダルジュに師事している。幼時より予感していた音楽の語法はこのころにはすでにはっきり意識され、それ故に因習的な和声の授業では劣等生であった。
多くの詩人に影響を受け、F.ジャムとの交流からP.クローデルと交遊をもつようになり、クローデルがブラジルにフランス大使として赴任する際に秘書官として同行した。熱帯の生命力に感銘を受け、地中海的ラテン気質と融合し、多くの名作を作曲。
あらゆる分野において多作であり、生涯に450ほど作曲した(破棄したものを除く)。その音楽語法については、多調、ポリリズムという言葉で表されることが多いが、両者共に多様かつ深淵である。聞けば聞くほど、「こんなミヨーもあったのか」と驚くほどである。
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でも、おちゃめさんなのよね、ミヨー。
6人組と名前がつく前のつるんでた仲間同士でも、「むさいから女いれよーぜ」ってタイュフェールを誘っていたり、息子ダニエルについては親ばかだし、何よりも奥様マドレーヌをこれみよがしなくらい愛してる。
お肉たっぷりなところも、「もー、しょーがない子ちゃんでちゅねー」となでてあげたい感じで、痛風なのは痛々しいが、でも、でも、うまいもん食べたかったんでちゅよねー、って、ぜい肉つまんでみたい。
なーんて思える(思えなくてもいいけど)ミヨー好きなみなさん、大いに語りましょう。
困ったときには