JR阪和線を天王寺から下ってゆくと、しだいに住宅がまばらになり、いつしか紀伊山地に分け入る急な上りにさしかかる。
大阪府と和歌山県の県境。
この山間部に小さな駅あり。
その名は「山中渓」(やまなかだに)。
なんとも旅情そそられる駅名である。
阪和線という都会路線の中にありながら、一日の乗車人員わずか200人程度。
ホームに降り立ち電車が走り去れば、なんとものどかな空気に包まれる。
この駅は桜の名所としても有名。
駅ホーム、線路を挟んだ約1000本とも言われる桜並木は圧巻。
ふだんはひっそりとした駅も、桜の季節は大勢の人でにぎわう。
周囲を囲む山々。
古くて小さな木造駅舎。
屋根のない跨線橋。
そして、桜。
忙しい日常を忘れさせてくれる、こんな素敵な駅が都会の近くにある。
桜の季節ならなお良し。
大阪駅からは1時間と少しで行けるので、みなさんぜひ訪れてみてください。
駅の雰囲気と同様、こっそりと運営していきたいと思っています(笑)
訪れたときの感想・写真等、初めて見るみなさんでも楽しめるようにしていただければ幸いです。
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