俳人と呼ばれたくない俳諧師 不忍
芭蕉は俳句を詠まなかつた。
彼が詠んだのは俳諧の發句である!
私は自らの作品を、俳句とは呼びたくはありません。
明治以前からの名稱である、
「發句(ほつく)」
の儘(まま)を繼承して行きたいと思つてをります。
最初の句は、その意志を表明したものです。
正岡子規によつて發展した「俳句」ではなく、
連歌から派生した『發句』に就いて、研究や作句を、
更に連歌などの座を設けられれば、と思つてゐます。
ところで、【俳諧師】を始めるに當(あた)つて殘念な事があります。
それは文章が「縦書き」ではないといふ事です。
發句や和歌等は、
「横書き」
ではおさまりが惡く感じられるのは、
矢張、世代感の差なのかも知れません。
取不敢(とりあへず)、行つてみますか……。
◎これまで發表した作品
(現代文) 箕面吟行(みのおぎんかう) 紅葉(こうえふ)の瀧(たき)
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連歌の作法
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『第二藝術』を讀んで思ふ事
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發句(ほつく)拍子(リズム)論
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雜 俳 考 『廻句』、『廻歌』の投稿を受附ます
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發句雑記 『一、發句と「俳句」』
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發句集『莫差特(モオツアルト)』
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困ったときには