映画「鶴彬 ―心の軌跡」 を感慨深く観ました。
ポレポレ東中野で2009年七夕の日の昼下がりでした。
映画となって、より一層身近な鶴彬伝説となりました。
この映画のコミュがなかったのでここに作りました。
映画のことでなくても鶴彬のことを何でも話し合いましょう。
プロレタリア川柳人・つるあきら 1909.1.1〜1938.9.14 石川県生れ。
高等小学校卒業後勤めた機屋の倒産により大阪に出る。
プロレタリア川柳論争に出会い共鳴する。
帰郷し全日本無産者芸術連盟(ナップ)支部を結成するが間もなく
プロレタリア川柳会員として検挙される。昭和5年、金沢第七連隊に入営。
赤化事件で軍法会議にかけられ有罪。そして大阪に送られ収監、
水牢の体罰などを受ける。刑期1年8ヶ月。
二等兵のまま除隊するが常に警察の圧迫を受ける。
「川柳人」(昭和12年11月281号)に川柳作品掲載と同時に
密告告発され治安維持法違反に問われ留置を余儀なくされる。
不衛生な中野・野方署の留置場で、赤痢にかかり移送先の病院で死亡。
(官憲の手により赤痢菌を盛られたという説もある)。29歳。
ベッドに手錠で括りつけられていたという。
「川柳人」を主宰し鶴彬の理解者だった井上信子は、
同時に検挙されたが高齢のため不拘束となった。
※参考文献『鶴彬全集』(S52 たいまつ社)
『川柳人鬼才〈鶴彬〉の生涯』岡田一杜、山田文子編著(1997 日本機関紙出版センター)
『鶴彬全川柳 手と足をもいだ丸太にしてかえし』木村哲也編(2007 邑書林)
それと映画のプログラム等。
〔鶴彬川柳抜粋 昭和○年〕
ロボットを殖やし全部を馘首する 3
させておいて鱗を削ぐ手際 9
跳ねこれからも不平言ふなと表彰状 10
ざん壕で読む妹を売る手紙 11
売られずにゐるは地主の阿魔ばかり
鉄粉にこびりつかれて錆びる肺 12
バイブルの背皮にされる羊の皮
枕木は土工の墓標となって延るレール
屍のゐないニュース映画で勇ましい
出征の門標があってがらんどうの小店
万歳とあげて行った手を大陸において来た
手と足をもいだ丸太にしてかへし
胎内の動きを知るころ骨がつき
〔鶴彬関連リンク〕
▽「鶴彬−こころの軌跡−」公式サイト
http://
▽YouTube 神山征二郎監督作品『鶴彬 こころの軌跡』予告編
http://
▽神山征二郎監督「鶴彬 こころの軌跡」7月4日公開
映画ニュース - 映画のことならeiga.com
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▽鶴彬 - Wikiquote
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▽川柳で侵略戦争と闘った若者、鶴彬没後70周年
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▽鶴彬全集繙閲 04.11.28〜06.4.6の過去ログ
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困ったときには