- 詳細 2023年10月23日 08:41更新
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九州特急の終焉にあたり、私の鉄道関係のハンドルネーム「九州特急」の始祖であり、元祖ブルートレインである寝台特急「あさかぜ」のコミュニティを作成しました。
乗った方も乗れなかった方も、見た方も見れなかった方も、ご興味のある方はご参加下さい。
昭和31年、私が生まれた年の11月19日、東海道本線の全線(東京−神戸)電化が完成。同時にダイヤ白紙改正が実施され、高度成長時代の大動脈としての幕開けとなりました。
特急｢つばめ｣｢はと｣(青大将)の登場が話題の改正でしたが、もう一つの目玉商品が九州特急「あさかぜ」の誕生でした。昭和19年に国際特急「富士」(東京−長崎）が廃止されて以来途絶えていた夜行特急が12年ぶりに復活。しかしその誕生に当たっては、大阪地区を無視するダイヤに大鉄局が猛反発、本社からは「大阪が反対するなら貨物線を経由させて大阪駅を通さない」など強硬意見が出るなど逸話に事欠かない状況でした。
結局、関西〜九州の夜行急行増発で大鉄局が折れて運転開始。鳴り物入りの登場にしては、一般車両の掻き集めのお粗末な編成でしたが、登場とともに高い乗車率を達成するという大成功を収めました。
←博多 東京→
スハニ32 ナハネ10 ナハネ10 ナハネ10 ナハ10 ナハフ10 マシ35
スロ54 マロネ40 マロネフ29
九州特急推進派だった石井常務理事は東京からの下り一番列車に添乗して、すぐに九州から東京行き「あさかぜ」でトンボ帰り、到着ホームに竹内運輸局長、星 晃氏を始めとした工作局と営業局 関係者全員の集め、「あさかぜ」から降りてきた石井理事は集まった面々を一喝します。
｢なんだこのお粗末な車輌は！すぐいいクルマを作れ！｣
かくして｢あさかぜ｣のために新型寝台客車の準備が、この時から僅か2年後の昭和33年ダイヤ改正導入を目途として急ピッチで始められました。これが動くホテルと称された「20系客車」の登場となります。
「あさかぜ」は戦後初の夜行特急であり、九州特急そしてブルートレインの第一号としての名誉を担う列車でした。
昭和38年末15両化を完了した「あさかぜ」は、電源車、食堂車を除く13両中7両が"ロ"という、当時日本一の豪華編成となっていました。
３/４レ
←博多 東京→
カニ２１ ナロネ20 ナロネ22 ナロネ21 ナロネ21 ナロネ21 ナロネ21
ナロ20 ナシ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20
ナハフ20
その後25形化された後も、博多編成に金帯のグレードアップ編成が投入されるなど特異な存在でしたが、平成６年１２月 博多「あさかぜ」が廃止。
補完列車として登場していた下関編成は平成17年まで残ったものの、本来の九州特急としての役割は終焉となり、私の中の「あさかぜ」はここで終わってしまいました。
『歴史』
昭和３１年１１月１９日 戦後初の夜行特急として誕生
東京〜博多（一般型客車）
昭和３３年１０月 １日 ２０系化（日本初の固定編成客車列車）
昭和４３年１０月 １日 増発により２往復体制
昭和４５年１０月 １日 急行「安芸」特急格上げにより３往復体制 ２０系（東京〜下関）昭和４７年 ３月１０日 東京〜博多 １往復を１４系化
昭和５０年 ３月１０日 東京〜下関・博多 各１往復に変更（ともに２０系）
昭和５２年 ９月２５日 下関「あさかぜ」２４系２５形化
昭和５３年 ２月 １日 博多「あさかぜ」２４系２５形化
昭和６１年１１月 １日 ４人用個室Ｂ寝台「カルテット」連結（博多「あさかぜ」）
昭和６１年１２月２５日 グレードアップ編成（金帯）に置換え（博多「あさかぜ」）
昭和６２年 ３月１４日 ２人用個室Ｂ寝台「デュエット」連結（博多「あさかぜ」）
平成 ２年 ３月１０日 １人用個室Ａ寝台「シングルデラックス」連結（下関「あさかぜ」）平成 ５年 ３月１８日 食堂車営業休止
平成 ６年１２月 ３日 博多「あさかぜ」運転取り止め
平成１７年 ３月 １日 ダイヤ改正にて廃止
牽引機
ＥＦ５８ Ｃ６２ ＥＦ３０ ＥＤ７２ Ｃ５９(C61/C60) ＥＦ６０ ＥＦ６１ ＥＦ６５ ＥＤ７３ ＥＤ７５ ＥＦ８１ ＥＤ７６ ＥＦ６６ ＥＦ１０ ＥＦ７０
○初めましてのご挨拶はこちらからどうぞ
http://mixi.jp /view_b bs.pl?i d=40083 686&com m_id=40 75986
私は20系と14系のあさかぜにはかなり乗りましたが、25形には乗れませんでした。変わったところでは421系代走に博多〜下関で乗りました。20系と思ってホームに上がると421系４連が・・我が目を疑った思い出があります
