このコミュはハリウッド映画出演を目指す方を応援するコミュです。
管理人のとしおは現在カナダのバンクーバーにて演技の学校に通いながら、ハリウッド映画のエキストラをしています。バンクーバーはハリウッドノースと呼ばれるほど、ハリウッド映画撮影が盛んな事をご存知でしたでしょうか?
私の映画出演レポートはこちらです。
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ここバンクーバーで得た情報を以下にまとめてみましたので、これからハリウッド映画出演を目指す方々の参考にして頂ければと思います。
また、他にも情報がある方はご自由にカキコして下さい!
まずはエキストラの仕事に関していろいろ質問があると思うので、よくある質問を以下にまとめてみましたので参考にして頂ければと思います。
Q:どれくらいの頻度でお仕事がもらえるのですか?
A:私の場合少ない月で月1回、多い月で6回でした。
Q:土日だけでも働けますか?
A:撮影がある時にだけ連絡が来るので、土日に撮影があれば土日だけ働く事も可能です。ただ、撮影は平日の方が多い傾向にあります。
Q:事前にいつ仕事があるのか教えてもらえるのでしょうか?
A:1週間前にブッキングされる時もあれば、前日に急に電話が来る場合もあります。
連絡が来た時に、指定された日に仕事できるかどうかを伝えます。都合が悪ければもちろん断る事もできます。
いずれにしても、前日の夜になるまで何時から仕事になるか分からないので、一度OKを出したら、その日は一日中空けておく必要があります。
Q:一回の拘束時間はどれくらいですか?
A:今までの経験で言えば、短い時で5時間、長い時で17時間でした。
これは事前には分からないので、とりあえずその日は予定を全て空けておく必要があります。
泊まりの場合もありますが、基本は1日ごとに仕事があります。
Q:学生でもできますか?
A:残念ながらお仕事ができるのは働けるビザをお持ちの方のみです。
Q:未成年でも出来ますか?
A:ワークパーミットさえあれば大丈夫です☆子役のエキストラさんもいらしていたりしますので!
Q:交通費は出ますか?
A:現場までの交通費は自己負担になります。
Q:事務所の登録費用はかかりますか?
A:日本と違い登録費用は無く、プロフィール写真代として最初のもらう給料から30ドルほど差し引かれます。
なので、登録時には何もお金を払う事はありません。
Q:コミッションはどうなりますか?
A:どの事務所でも、タレントさんのギャラから15%を差し引いています。
また5%はTAXになります。
なので、手取りはギャラの80%になります。
Q:車が無くても大丈夫ですか?
A:あれば有利ですが、必ず必要ではありません。
Q:英語力はどれくらい必要ですか?
A:事務所にもよりますが、現場での指示は全て英語になるので、それが聞き取れる自信があれば問題ないかと思います。
Q:女性でも仕事はありますか?
A:老若男女関係なく仕事はあります。例えば歩行者役だと全ての人が必要になってきます。
Q:持ち物はありますか?
A:毎回衣装は指定されますので、3パターンほど着替えが必要です。
また、ワークパーミットのコピーとSINが必要です。
Q:バンクーバーに住んでいないと出来ませんか?
A:基本的にはバンクーバー内のスタジオや決まったロケーションで撮影しますので、バンクーバー内に住んでおられる方に依頼が行くかと思います。
Q:ドラマと映画とどちらのエキストラが多いのですか?
A:時期と人によると思いますが、私の場合ですと8:2で映画のエキストラの仕事が多いです。
Q:このお仕事をされている方は普段何をしているのですか?
A:全ての方の職業は知りませんが、今まで会った人だと、役者の勉強をしている方、食品卸の会社のマネージャーさん、電化製品を売っている会社の社長さん、プー太郎、銀行に勤めていて退職された方、主婦、お母さんに連れてこられた子供、学生などでした。
Q:給料の計算方法はどうなってますか?
A:サインインした時間からサインアウトした時間まで時給が発生します。
例えば7:00にサインインして22:00にサインアウトした場合。
最初の8時間(7:00−15:00)が10ドル×8時間=80ドル
8時間以降12時間未満(15:00−19:00)が15ドル×4時間=60ドル
12時間以降(19:00−22:00)が20ドル×3時間=60ドル
なので給料は80ドル+60ドル+60ドル=200ドルとなります。
但し、この間にランチタイムを挟んだ場合、その間はギャラが発生しません。
総ギャラから、事務所コミッション15%と税金5%が差し引かれ、2週間後にチェックで受け取れます。
Q:経験が無いのですが大丈夫ですか?
A:エキストラなので、特に演技のスキルは必要ありません。電話連絡、現場での指示は全て英語なのでリスニングさえ出来て入ればOKです。
また、現場で使う専門用語もまとめてみました。
call time(入り時間)
wrap time(上がり時間)
sighn in(仕事開始時にする手続き)
sighn out(仕事後にする手続き)
booking(撮影予約)
production(日本のとは違い、映画製作会社を指します)
background(現場でエキストラが動く時の掛け声です。)
rolling(カメラが回りましたの合図)
action(タレントさんが動くタイミングの合図)
headshot(プロフィールに使う写真のこと)
voucher(現場入りして記入する契約書、日雇いバイトなので毎回書きます。)
craft service又はcrafty(待ち時間に振舞われる軽食です。食べ放題です☆)
payroll(給料)
wrangler(エキストラの世話をするまとめ役のスタッフ。元は『家畜の世話をする人』の意)
designated areaもしくはextra holdings(エキストラ用の待合室)
non-union member(非労働組合員。まずはここから始まります。時給10ドル。)
union member(労働組合員。一定の条件を満たしたエキストラがなれます。ギャラはnon-unionの2倍もらえます。)
といったところです。
バンクーバーにはライセンスのある事務所だけで100ありますが、現場で出合った方の事務所を覚えている中でピックアップしてみましたので、まずはいろいろ見比べてみてはいかがでしょうか?
まずはバンクーバーのエキストラ事務所リストです
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ハリウッドノースエキストラ←英語できなくても誰でも登録可能だそうです。
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キーストーン
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ショウビズマネジメント
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インモーション
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アクトタレント
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↑こちらはタレント・モデルさん専用の事務所になります。
これらの事務所は私は直接関係してませんが、現場でいい噂のあった事務所です。
現在バンクーバーで撮影している映画ドラマはこちらから調べる事ができます。
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またオーディション情報はこちらでご覧になれます。
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ワークビザを持って無い方だと、ボランティアで学生などが制作しているインディペンデントフィルムの撮影なら参加出来るので、無償でも構わないのであれば応募してみるのもいいかもしれません。
事務所に登録しますと、全ての事務所が共有しているサイトにご自分のプロフィールが登録されます。それを元に映画やドラマのキャスティングディレクターが指名したり、事務所からの推薦でお仕事の依頼が来ます。
登録日は無料で、最初のプロフィール用の写真代が25ドル〜30ドルほどです。
この費用は政府が決めているものなので、どの事務所でも金額に変わりはありません。またギャラもどの事務所でも同じです。
また日本のエキストラ事務所とは違い、エキストラさんはタレントとし扱われるため、事務所の掛け持ちが出来ません。
なので、一番ご自分に合ったところを探されるといいかと思います。