リーマニア映画で、史上初のパルムドール(最高賞)を受賞した『4ヶ月、3週と2日』の監督 クリスティアン・ムンジウのコミニュティです
■プロフィール
1968年、ルーマニア ヤシ生まれ。ヤシ大学で英文学を、そしてブカレストの映画大学で映画監督技術を学ぶ。1994年まで教師、ラジオやテレビ等でジャーナリストをしていた。映画を学んでいる間にルーマニアで撮影を行っていた海外の作品の助監督を務める。卒業後の1988年に短編を数本監督。2002年に初長編第1作 “Occident” で長編監督デビュー。 “Occident” は、激動するルーマニア会社に未来を見出せず、西欧で暮らすことを夢見る人々を主人公とする3話のオムニバス映画で、この作品は2002年のカンヌ国際映画祭の監督週間に出品されて注目を浴び、その後50を超える世界各国の映画祭に招待された。
長編第2作『4ヶ月、3週と2日』は、2007年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ルーマニアに初めてのパルムドールをもたらした。尚、この映画は、共産主義体制下のルーマニアの歴史を主観的に描くプロジェクト “Tales from The Golden Age” のシリーズの第1作目として制作されている。2003年には、自らのプロダクション モブラ・フィルムズ(Mobra Films) を設立した。
■フィルモグラフィー
2000年 “Zapping”(ルーマニア)[短編]
2000年 “Nici o intamplare”(ルーマニア)[短編]
2000年 “Corul pompierilor”(ルーマニア)[短編]
2002年 “Occident”(ルーマニア)
・2002年カンヌ国際映画祭監督週間正式出品
・2002年トラシルヴァニア国際映画祭グランプリ/テッサロニキ映画祭観客賞
・2003年ソフィア国際映画祭国際映画批評家連盟賞/モンス国際映画祭グランプリ
2005年 “Lost and Found”
(ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア・モンテネグロ、エストニア、独、ハンガリー、ルーマニア)
※6カ国の若手監督によるオムニバス映画。ムンジウはこの中で“Turkey Girl”を担当。
2005年ベルリン国際映画祭でプレミア上映
2007年 『4ヶ月、3週と2日』(ルーマニア)
困ったときには