ムミア・アブ・ジャマール(Mumia Abu-Jamal、1954年4月24日 - )
フィラデルフィア出身の黒人ジャーナリスト。
1981年12月9日、白人警察官殺害容疑で逮捕され、死刑判決を受けた。
ラジオのコメンテータとして、アメリカ社会の人種差別や貧困などを鋭く批判し続けていた彼は、人種差別的支配層から目の敵にされた。警察は、事件現場で何者かに銃で撃たれ重傷を負った彼を強引に逮捕。拙速な裁判と処刑によって彼の声を抹殺しようと画策した。
だが彼は、1995年に再審請求を起こすとともに、獄中からも著作やラジオ放送を継続。抑圧された人たちの声を代弁し、また合州国の戦争・侵略に反対する声を上げている。人々はその彼を「声なき者の声」(ボイス・オブ・ザ・ボイスレス)と呼ぶ。生命と正義のための、四半世紀にわたるたたかいは、世界中で大きな共感と支援を生み出している。
2001年に連邦地方裁が死刑判決を破棄。しかし有罪判決自体は維持したため、アブ・ジャマールは未だ無期限の保護監督下にある。
ムミアの死刑執行停止を求める市民の会
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